だんろのまえで の商品レビュー
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寒い冬の夜の心に沁みる絵本。 うさぎが男の子に言う「つかれたら やすめばいいんだ、むりしないで じっと してれば げんきに なるさ」の優しい言葉や暗めで心落ち着く配色は、小さい子よりも日常に疲れた大人や就学中の悩み多きお年頃の胸に響きそう。 暖かい火の前で猫を抱いてふわふわの毛を撫でるシチュエーションの心地好さにうっとり。猫の手をクリームパンに例えたり、肉球で瞼を温めてくれる場面も気に入っている。 「うさぎ、ちょこんとすわってるよ。なんで?」と3歳2ヶ月の息子。ずっと動き回ってる彼には不思議な光景だろうw 「すきに なるのが いちばんさ。すきに なる きもちが あれば どこででも だいじょうぶ。すきな ことが あれば どんな ときでも だいじょうぶ」の文も、きっと誰かの心を照らすはず。
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何かに疲れている人、迷っている人に言葉が温かく伝わってくる作品だと思います。 ただ、小さい子には伝わりにくいかな。
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表紙には、暖炉の火が燃え、火を見つめて静かに座るうさぎと、のんびりねそべる猫が描かれている。文字も暖かな炎の色。この本を手にしただけで、柔らかなぬくもりが心の中まで伝わってくるようだ。 表紙の印象は、裏切られない。読み進むうち、主人公の ぼく とともに、安らぐことができる。 ...
表紙には、暖炉の火が燃え、火を見つめて静かに座るうさぎと、のんびりねそべる猫が描かれている。文字も暖かな炎の色。この本を手にしただけで、柔らかなぬくもりが心の中まで伝わってくるようだ。 表紙の印象は、裏切られない。読み進むうち、主人公の ぼく とともに、安らぐことができる。 ストーリーはシンプルだ。 雪の降る山で疲れ切った「ぼく」は、木の幹にドアを見つける。中では暖炉の火があかあかと燃えており、うさぎに迎えられた「ぼく」は、心も体も温まり、動物たちとともにぐっすり眠る。そして、翌朝気持ちよく目覚めて、太陽に向かって元気に駆けだしていくのである。 印象深いのは、うさぎの言葉だ。 寒くて疲れた ぼく に、何もきかず、火を見つめながら 「つかれたら やすめばいいんだ、 むりしないで じっと していれば げんきに なるさ」 と静かに語りかける。 元気になった ぼく がお礼を言って去っていくときには、 ほほずりをし、 「きみが すきだよ」 と言って送り出す。 疲れた人がいたら、このうさぎのように、さらりと受け入れて、暖かい場所を提供し、やがてその人が力を取り戻したら、優しく送り出したいものだ。 そして、自分が疲れたときには、この本を開き、心を温めながら、うさぎの言葉をかみしめたい。
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雪の降る山の中で迷ったぼく。すると、ドアのついた大きな木がありました。休ませてもらおうとドアを開けると、そこには暖炉を囲む動物たちがいて・・・ あたたかな場所と、そのままの自分を受け入れてくれる仲間の、大切さを伝える絵本です。
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2年生の男の子(鈴木まもるさんの大ファン)が おすすめしてくれました。 「すごーーくおすすめ!」と言ってくれたので、 読んでみると・・・ ほぉ~。なるほど。 私は好きです。この雰囲気。 でも、子どもでこの絵本をすすめるってすごいなーと感心。 大人向けと感じてしまう大人になってし...
2年生の男の子(鈴木まもるさんの大ファン)が おすすめしてくれました。 「すごーーくおすすめ!」と言ってくれたので、 読んでみると・・・ ほぉ~。なるほど。 私は好きです。この雰囲気。 でも、子どもでこの絵本をすすめるってすごいなーと感心。 大人向けと感じてしまう大人になってしまった私。
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こころが おれそうな時、 かけてほしい 言葉が ここにあるよ。 新しい一歩の そばに、この本を。
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くらいなかで暖炉の炎を見つめながら、動物たちがじっと休んでいる。つかれたぼくもその中に仲間入り。ごわごわした毛や猫のやわらかな肉球、動物たちがすごく近くに感じられて、ひっそりと親密な感じがとても好きでした。
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