スイッチを押すとき の商品レビュー
中学生のとき好きだったから山田悠介の本を読んでみたけど、文章が稚拙。中学生の頃なら楽しめて読めそう。ただただ暗い気持ちになるのであと少しのところで読むのを辞めた。
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読みやすかったというか薄っぺらかったというか。 児童文学を読んでいるような印象。 施設から逃亡するまでは割と面白かったですが そこから先は、スリルも感動も明かされる事実も中途半端に感じた。
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読書体験としては面白く読みやすく一気読みした。だが内容は残酷で救われることのない終わり方で読後感は爽やかではない。ある意味救われたのかもしれないが、そもそも被験者というだけでかわいそうなので、本当に辛い話。何年間も頑張って生きて、最愛の家族に一目会って、死んでしまった子供達。現実ではあり得ない設定だけれども、ある程度平和な世の中で生きられている私たちは毎日笑って過ごしたいなぁと思った。
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【2024年201冊目】 若年層の自殺が問題となる社会で始まった「自殺抑制プロジェクトセンター」。無作為に選ばれた子どもは5歳になると心臓の手術を受けなければならず、ある日突然自由を奪われ施設に収容され「スイッチを押すことでいつでも死ぬことのできる環境」の中で生活を送ることになる...
【2024年201冊目】 若年層の自殺が問題となる社会で始まった「自殺抑制プロジェクトセンター」。無作為に選ばれた子どもは5歳になると心臓の手術を受けなければならず、ある日突然自由を奪われ施設に収容され「スイッチを押すことでいつでも死ぬことのできる環境」の中で生活を送ることになるのだ。心理的な実験監視対象として。南はそんな子どもたちの監視員として働いているのだが、異動先のセンターで思いもよらぬ出会いを果たすことになり――。 私の中で突拍子もない設定の小説を書くことに定評のある山田悠介さんですが、今回も随分と突拍子がなかった。途中から「つっこんだら負け、負けなんだ」と自分を励ましながら読みました。伏線を張ってますぜ、どんなのか気になるでしょう?ほれほれみたいな書き方に「きえぇい!悔しいけど確かに気になるんだよな!」と思っての読了でしたが、なんかこう、なんだろうね。なんだったのかなという感じでした。 設定の部分をもう少し説得力ある感じにして欲しいというか、そこがなんかふわっとしてるので終始「いやでもなんで?」みたいな感情と伴走しながら読まなきゃならなかったのが辛かったです。あらすじ書こうとしても設定がふわっとしてるから上手くまとめられない…。 あとは文章力が…うん。読み終わったあと、皆さんどういう感情とか表情になってるんでしょうこれ、気になります。
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2日で読み終えた。先が気になるストーリー。 けど残酷すぎて泣きはしなかった。 「その政策作ったらだれも子供産まなくならない?少子化に拍車かかるよね?2007年からやってまだ解明できてないの?」という設定と分かってはいるけど納得できない気持ちを持ち続けながら読み進めた。
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同期にオススメされて読んだ初の山田悠介作品。 ぶっとんだ設定ではあるがなぜかリアリティも感じられ、最後までワクワクしながら読めた。 他の作品も読んでみたいと思う。
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今作の内容はぶっ飛んでいる内容だが、現実社会でも形を変えて実在していそうな、どこか恐ろしさを感じる。 全体帯に「泣ける」とあったが個人的に苦しいものだった。特に終盤のあの内容はとても苦しかった。
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南洋平 一七一センチ、五二キロ。かなりの痩せ形。髪の毛は薄い眉にかかる程度の長さ。目は二重で、小さめの鼻と口。。二十七歳。八王子施設からYRC(青少年自殺抑制プロジェクト)横浜センターに異動。 堺信秀 本部長。 佃 YRC横浜センター所長。 森田四郎 YRC横浜センター監視員。 武並剛 YRC横浜センター監視員。 泰守人 YRC横浜センター監視員。 坂本孝平 YRC横浜センターの監視員。背は洋平と同じくらいの。姿勢が悪く、常に猫背状態。細い眉毛に吊り上がった目。首の辺りまで伸びた赤色の長髪が特徴。 高宮真沙美 YRC横浜センターに収容されている被験者。一五〇センチくらいと背は小さく、ろくに食べてないせいかほっそりしている。おかっぱ頭と大きな目が特徴。十七歳。七年間施設に入っている。二〇二三年四月一日収容。一32センチ二九キロ。B型。出生地静岡県。通告地静岡県静岡市。時間、午前一一時三四分。常に明るく振る舞っている。六歳の時に母親が養護施設に捨てていった。笹本真沙美。 新庄亮太 YRC横浜センターに収容されている被験者。一七〇センチくらい。ガリガリに痩せている。癖のある髪の毛は目の辺りまで伸びていて、オオカミのような鋭い眼差しが特徴。十七歳。七年間施設に入っている。二〇二三年四月一日収容。一五六センチ四三キロ。O型。出生地神奈川県。通告地神奈川県座間市。時間、午前一〇時五五分。 小暮君明 YRC横浜センターに収容されている被験者。ストレートの髪の毛は全て右に流れていて、広い額が見え隠れする。点のような小さな目と、優しそうな口元が特徴。女の子のような顔立ちをしている。足が不自由で車椅子を使用している。十七歳。二〇二三年四月一日収容。一二五センチ三〇キロ。A型。出生地埼玉県。通告地埼玉県越谷市。時間、午後二時一一分。施設に収容されてから絵を描き続けている。 池田了 YRC横浜センターに収容されている被験者。 四人の中で一番背が高い。体型はみんなとほぼ同じ。ペタッと寝ている短めの髪。つり上がり気味の目。真ん丸の鼻。そして尖った口。狐のような顔立ち。十七歳。七年間施設に入っている。二〇二三年四月一日収容。一五五センチ四二キロ。B型。出生地東京都。通告地神奈川県綾瀬市。時間、午後二時一二分。 細入裕 男。二〇二三年四月一日収容。一四〇センチ、四〇キロ。B型。出生地茨城県。通告地東京都豊島区。時間、午後三時四〇分。二〇二三年六月ついた、午後九時一九分、死亡。 小田小百合 女。二〇二三年四月一日収容。一三四センチ三五キロ。O型。出生地神奈川県。通告地神奈川県秦野市。時間、午前一一時二三分。二〇二三年四月二五日、死亡。 三鷹伸吾 男。二〇二三年七月二日、死亡。 荻窪温子 女。 永川明菜 女。 矢田遥 了と幼稚園の頃からの幼なじみ。家が近所で、毎日のように一緒に遊んでいた。同じ日に平塚の施設に入れられた。 菊田 YRC平塚センターの監視員。 平山 堺の部下。 新庄圭吾 亮太の弟。 新庄邦子 亮太の母。 小暮秀明 君明の父。 小暮公子 君明の母。 笹本真琴 真沙美の母。
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国の政策でランダムに選ばれた子供たちがスイッチを持たされて死と向き合わせる。フィクションとは分かりつつこの政策の意味は全く理解出来ず、自由を奪われた子供達を思うと切なくなる。読みやすい本ではあったが感情移入できるほどでもなくただ苦しい本であった。
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この実験が実際に行われていたらと思うとゾッとします。でもどこか現実味のある物語。世界のどこかで今行われていたとしても不思議ではない話でした。 青少年自殺抑制プロジェクトセンター(YSC)では子どもたちを軟禁して実験をしている。子供たちは赤いスイッチを押せば自ら命を絶てる。 監視員の南洋平はこれまで幼い子供たちが自らスイッチを押していく場面を何度も見てきた。しかし異動先の施設で出会った四人の子供たちをきっかけに国への復讐を決意する。 ーこの子たちは絶対に死なせないー そして洋平は子供たちと施設から脱走するが、、、 私が子供たちの立場ならどうするか、南さんの立場なら何を思うか、考えてみるが結論は未だ出ません。
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