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ゴシック名訳集成 吸血妖鬼譚 の商品レビュー

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2018/10/08

一応タイトルは「吸血妖鬼譚」ですが。吸血鬼に限らず、「怪物」を扱った作品のアンソロジー。文章が古いので慣れないと読みにくい印象ですが(特に「新造物者」の「候」だらけの文章は少しつらかったかも)。頑張って読んでいると案外すらすら読めてくるのが不思議。じっくりどっぷりと雰囲気に浸れま...

一応タイトルは「吸血妖鬼譚」ですが。吸血鬼に限らず、「怪物」を扱った作品のアンソロジー。文章が古いので慣れないと読みにくい印象ですが(特に「新造物者」の「候」だらけの文章は少しつらかったかも)。頑張って読んでいると案外すらすら読めてくるのが不思議。じっくりどっぷりと雰囲気に浸れます。 お気に入りはガストン・ルルー「吸血鬼」。ストーリー的にも一番起伏があって楽しめる作品でした。吸血鬼のみならず、恐るべき殺人機まで交えての騒動にはどきどきさせられっぱなし。ホラーだけれど、冒険活劇の雰囲気もあります。 コールリッジ「クリスタベル姫」も雰囲気の素敵な作品。やや難解に感じる部分はありますが、日本語の美しさを堪能できる作品です。

Posted byブクログ

2010/02/23

もはや理屈ではなく、好き。 だって吸血鬼。 大好きなゴーティエは当然にして、 ルルーの吸血鬼話って?!!と 興奮したものだ。 発表から実際出版されるまで、 長い時間を要し、やきもきしたが 本当に良かった。 うん、やっぱり好き。

Posted byブクログ