人生の歩き方 4・5月 の商品レビュー
都はるみ著『人生一度きり』(『人生の歩き方 2007年4ー5月』 NHK知るを楽しむ/水)。 ①あらすじ この本は、歌手である都はるみさんの、生まれてからの日々や生き様を描いた本でした。 はるみさんを育てた両親の存在や恩師の方とのつながりがとても多くの場面で語られていたこと...
都はるみ著『人生一度きり』(『人生の歩き方 2007年4ー5月』 NHK知るを楽しむ/水)。 ①あらすじ この本は、歌手である都はるみさんの、生まれてからの日々や生き様を描いた本でした。 はるみさんを育てた両親の存在や恩師の方とのつながりがとても多くの場面で語られていたことがとても印象的です。 はるみさんのお母さんは、自身が叶えることを諦めた歌手という夢をはるみさんに託し、芸事などを多く経験させましたが、まだ幼かったはるみさんには重荷になってしまい、単純に歌を歌うことが好きだったはるみさんにとっては、「すき」という気持ちだけではうまくいかない現実がとても辛いものだったそうです。 最初のうちは、自分の気持ちを押し殺し、お母さんの為に歌っているような気持ちにまでなってしまいます。ですが、そのお母さんの存在で、都はるみさんの代名詞である「うなり」というものが生まれ、歌手への道を歩き出します。 また、都はるみさんがたくさんの方々に惜しまれながらの引退を決意した心情や、5年後に復帰を果たしたのにはどのようなきっかけがあったのかなども細かく描かれています。 ②読んでみた感想 芸能人の方達には、一般人である私には絶対に理解することのできない苦悩があり、日々のプレッシャーがつきものの世界だと思いました。 また、周りの人たちの評価が、売上枚数などの数字になって表れるため、常に数のことを気にしなければいけない、自分だけで成り立っている訳ではなく、たくさんの方達の関わりがあってこその活動だからこその責任を重く感じました。ですが、そのような苦しい状況でも、上を目指し続ける都はるみさんの生き方にとても感動しました。 ③皆さんに読んでほしいポイント この本では、都はるみさんとその周りの方達とのたくさんの助け合いが多く描かれていました。はるみさんは、辛いときや一人でできないことがあったときは、周りの方の力も借りながら心を奮い立たせていました。 また、自分のことを励まし、時には叱ってくれる存在がいかに大切かどうかも強く感じます。人と人とのつながりがどれだけ強く、自分の人生に影響を与えてくれるのかを皆さんに読んでほしいと思います。(210104 020)
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『NHK知るを楽しむ 人生の歩き方』で、都はるみと小柴昌俊の組み合わせ. さきに、城山三郎と植木等の組み合わせに度肝をぬかれたの感.しかし、こちらは高度経済成長の通過点と、理解したが. 演歌歌手の都が、「歌は死ぬほど好きだけど、仕事はしたくない!」「歌は本当に大好きで、...
『NHK知るを楽しむ 人生の歩き方』で、都はるみと小柴昌俊の組み合わせ. さきに、城山三郎と植木等の組み合わせに度肝をぬかれたの感.しかし、こちらは高度経済成長の通過点と、理解したが. 演歌歌手の都が、「歌は死ぬほど好きだけど、仕事はしたくない!」「歌は本当に大好きで、歌っているときは本当にものすごく幸せなのに、歌う仕事場へ出かけていくのがゆううつになっていった」(44p). 小柴は、「遅い進路決定」を述べている.早熟の都、晩成の小柴.そのあたりが、共通項で浮揚するもの、か.
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