はじらいブライダル の商品レビュー
ストーリーが面白くて読みやすい
最初に断っておくが、表紙のようにヒロインが花嫁になることはない。ウェデイングプランナーとして結婚式を企画する側である。しかも、超優秀。デキる女、スーパーレディとして頭角を現した才色兼備の女性である……表向きは。これに超絶なドジっ娘+不幸体質という“裏の顔”を設け、このために赤貧+...
最初に断っておくが、表紙のようにヒロインが花嫁になることはない。ウェデイングプランナーとして結婚式を企画する側である。しかも、超優秀。デキる女、スーパーレディとして頭角を現した才色兼備の女性である……表向きは。これに超絶なドジっ娘+不幸体質という“裏の顔”を設け、このために赤貧+金の亡者(作中では銭ゲバ呼ばわり)と化している設定が実に面白い。これにより、表の顔しか知らない人物と裏の顔まで知っている人物とを上手に配置した、バラエティ豊かなやり取りが行われている。大学時代の後輩でもある主人公は当然「知っている側」に位置している。キュートなヒロインを中心に、TVドラマっぽい人間模様をコミカルに盛り込みつつ主人公との恋路をライトに描いた作品である。 情交に至るアプローチはかなり唐突というか「あり得ねー」ところが多々あるが、コメディ要素が幅を利かす作風なのであまり気にならない。むしろ、ヒロインの嫉妬心がさり気なく煽られるシチュエーションが続くため面白かったりする。描写も概ねソフトなものだが、熟年カップルの企みに巻き込まれるクライマックスでは複数の情交が入り乱れるいやらしさもある。想いが暴走して無節操に突っ走るようなノリではなく、あくまで大人の分別を維持しながらも憎からず想っている心情がさらりと綴られていく。大学時代からの腐れ縁が生涯の腐れ縁となり、仕事と生活両面のパートナーになるのか?という物語が明るく楽しく描かれている。フックの利いた筆致が秀逸で、読みやすく書かれていることも好材料。良好な読後感である。
DSK
教養としての官能小説 町田市立図書館 ★3 1壊し屋との再会 凪夫、ブライダルプロデュース、先輩の霞子に再会。美人で才能があるが、物を壊す。再開後の契約(壊し監視?)身体をあわせる。 2花嫁はバージン 花嫁より頼まれて目前でセックス指南。花器を壊す。 3そのドレス高額につき ド...
教養としての官能小説 町田市立図書館 ★3 1壊し屋との再会 凪夫、ブライダルプロデュース、先輩の霞子に再会。美人で才能があるが、物を壊す。再開後の契約(壊し監視?)身体をあわせる。 2花嫁はバージン 花嫁より頼まれて目前でセックス指南。花器を壊す。 3そのドレス高額につき ドレスメーカーのまひる、高額のドレスを試着した霞子の前でセックスをする。霞子へのいましめ。 4熟年ブライダルパーティ 20年目の結婚パーティ、その後の夫婦交換を見せられる。納戸の中でセックス×2回。 結婚関係の話題を取り扱うのは、幸せな感じがしてほほえましい。行為の描写には濃厚なイメージはあまりない。ちょっと美尻が強調されているかな。場面設定はドレスメーカーとの、まひるとの行為が面白かった。30歳を越えると熟女の部類に入るようだ。 南雲凪夫 紫藤霞子 西久保乙美 霧島まひる 雨宮誠四郎・佐織 御子柴八重子
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