憂鬱の城と麗しの花 の商品レビュー
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この本でタペストリはパーツごとに縫い合わせて作ることを知った。そうかーそうだよねー。あれだけの大きさのものをいきなり織るわけじゃないんだねー。この本に出てくるのは(ネタバレですが)24年かけて織り上げられたもの。きっと他の(博物館にある)中世のタペストリもそうして織られたんだろうなぁとしみじみ。 タペストリはお話の中で重要な役割を果すけど、ヒーローとヒロインは部外者。ヒーローは伯爵家の遠縁で四人の爵位継承者が亡くなったために伯爵に。ヒロインは経営していた家庭教師学院を手放して伯爵の伯母の付き添いとなるべくやってきた女性で、ヒーローの(家出した)妻。 実は新刊で出た時に本屋でぱら見した覚えがあるんだけど、過去エピソードが現在のシーンにちょくちょく挿入されるのが読みにくくて棚に戻した本だった。ちょっと荒唐無稽すぎるかも、と書いた三部作の三作目(一作目は未読)だったと気付いて改めて読んだけど、やっぱり読みにくいしヒーローが色々と汚い手を使うのであまり楽しくはなかった。四人の老婦人がいい味出しててそこだけは楽しかった。
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あらすじ (BOOKデーターベースより) ヴィクトリア女王の覚えもめでたい家庭教師斡旋所を手放したハナ。伯爵家の老婦人の付き添い役になるため、緑濃きランカシャーの古城を訪れた。だがそこで耳にしたのは、雇主のレイバーン伯爵が妻を殺した危険な人物だという噂だった。ハナは不安を押し隠し、伯爵のもとへあいさつに出向く。孤独の影をまとったこの後ろ姿は、どこかで……振り向いた男の陰鬱な笑顔に、ハナは驚愕した。 屈折した男性の愛情表現 ちょっと理由がわからないところがあったけど面白かった。
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購入済み あらすじ (BOOKデーターベースより) ヴィクトリア女王の覚えもめでたい家庭教師斡旋所を手放したハナ。伯爵家の老婦人の付き添い役になるため、緑濃きランカシャーの古城を訪れた。だがそこで耳にしたのは、雇主のレイバーン伯爵が妻を殺した危険な人物だという噂だった。ハナは不...
購入済み あらすじ (BOOKデーターベースより) ヴィクトリア女王の覚えもめでたい家庭教師斡旋所を手放したハナ。伯爵家の老婦人の付き添い役になるため、緑濃きランカシャーの古城を訪れた。だがそこで耳にしたのは、雇主のレイバーン伯爵が妻を殺した危険な人物だという噂だった。ハナは不安を押し隠し、伯爵のもとへあいさつに出向く。孤独の影をまとったこの後ろ姿は、どこかで……振り向いた男の陰鬱な笑顔に、ハナは驚愕した。 これも3部作の3作目なのね。 あと2冊探さなきゃだわぁ。 なんか近頃このパターンが多いです、ちゃんと見てから読み始めないとだめですね。 ここに登場する老婦人たちがおもしろい! そしてここに出てくるパッチワークが見たくなりました。 でも愛情に理由をつけるって、男の人の特性なんでしょうか? Rules of Attraction by Christina Dodd
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