がんで男は女の2倍死ぬ の商品レビュー
三大疾病を含む病気は全て女性より男性の方が罹患率が高い、というデータをもとに『性差医学』という聞きなれない言葉について定義する一冊。 筆者が女性であるから、どうしてもジェンダー論的な部分が出てくるのは仕方ないものの、肝心の性差医学についてほとんど語られていなかったのが残念。
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[ 内容 ] 日本人の三大死因、がん、心臓病、脳卒中。 これらの病気の死亡率はいずれも、男性が女性の2倍だと知っていますか? 「男らしい」生活習慣が男の寿命を縮めています。 女の健康は、閉経までは女性ホルモンが守ってくれます。 なぜ日本の男女の寿命はこんなにも差がついたのか? 男女そろって健康で長生きするにはどうすればいいか? 答えは、本書の中に。 あなたを性差医学の世界にご案内します。 [ 目次 ] 第1章 がん、心臓病、脳卒中?男性のほうがかかりやすく、死亡率も高い 第2章 性差医学・性差医療とはなにか 第3章 生物学的性=セックスとは何か 第4章 現代人はどのようにして社会的・文化的性=ジェンダーをもつようになったか 第5章 現代人はどのように社会的・文化的性を維持してきたのか 第6章 「男らしさ」は短命のもと? 第7章 長生きした女性を待ち受けるもの 第8章 日本人の寿命の性差は先進国のなかで最大 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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2008/12 性差は生物学上でもはっきりあることが分かっている。医学の見地からそれを説明し、男女とも健康に過ごすヒントが書かれている。少し難解な記述が多いがその分、専門的な本とも言える。
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