Spectator(Vol.19 2008Autumn&Winter) の商品レビュー

エディトリアル・デパートメント(編者)

2012/12/27

スタンダードブックストア心斎橋店のトークショーにて編集長のお話を聞きました。その姿勢がなんとも言えず自由な雰囲気に溢れていたのでありまして本誌とはそこで気になって以来のお付き合いでございます。

夢のオルタナ生活

それにしても相変わらずの熱さでございます。まず表題特集の通りのアメリカ北西部の生活の特集に始まり、カナディアンロッキーの登山記だったり、カンナビスとバンクーバーの朗らかな関係的なアレに続き、極めつけは人生を豊かにしたいなら仕事をするな！ワークレス党へのインタビューでございます。その他アラスカの海でカヤックを漕いでみたり旅費用を稼ぐための効率的日雇い紹介だぅたり…なんだこの雑誌はと。人生舐めてんのかと。しかしそれがオルナタティブであることの証でもあるわけでして、しがない典型的日本企業サラリーマンでは決して知り得ないスパイシーな香りをホクホクと漂わせまくっているのです。

本ブログ読者の皆様方に置かれましてご逝去なされる前に騙されたと思ってご一読されることを切に願う次第でございます。そして本当に完全に騙されてアメリカ西海岸へに感情的に旅立ってしまわれるとワタクシのブログもそこまでの影響力を持ったのかと感慨深くなってしまい、と同時に本ブログは読者の皆様方の行動につきまして一切の責任を持ちかねることを念のため明記させて頂きます。