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さよなら下流社会 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/04/03

下流社会なんて言葉は、世の中の主流と思っている連中(今を犠牲にして将来の為に学歴を得たり)が勝手につけている名称。 実際は、自分の好きなことををやって生きている人も意外と多い。 そんな人たちにインタビューした本。 三章構成でインタビューを実施している。 第1章 みつけた!こ...

下流社会なんて言葉は、世の中の主流と思っている連中(今を犠牲にして将来の為に学歴を得たり)が勝手につけている名称。 実際は、自分の好きなことををやって生きている人も意外と多い。 そんな人たちにインタビューした本。 三章構成でインタビューを実施している。 第1章 みつけた!この働き方  農業、本屋、文楽、レコード屋  自分の一生涯の仕事に目覚めた人たち。  この章が一番面白かった。  サラリーマン時代と比べて収入が減ろうが、自分がやりたいことにかけている。  皆迷いがなく、生業=趣味という、ある意味ワークライフバランスもないような  生きることが仕事であり、楽しむことであるという充実ぶりがうかがえて、感慨深い 第2章 表現することが生きること  劇団員、ラジオ投稿、路上文庫  どちらかというと収入がなりたっている訳ではないけど、お金を稼ぐ方法は別で得て、  自分の好きなことにしっかり打ち込んでいる人たち。  ここら辺は下流云々ではなく、高収入の人たちも多趣味であれば入ってくるのでは?  と若干この本のコンセプトからはずれているのかなという気もしました。 第3章 社会を変えるために  NPO、組合、市民記者  社会問題に問題意識を持ち行動している人たち。  日常的に、肩の力が抜けて淡々と運動をしている。  好きなことをやっているというよりは内容が運動家っぽいところもあり、  ほぼ仕事頑張っている人のインタビュー聴いている感触 インタビューは若い人が多いので、収入少なめでも追いつめられないし、未来に希望が持てるからやっている部分もあるのかなとも思いました。 社会学者の鈴木謙介さんがまえがきでこの本の目的を書いているので引用します _____ お手本になるような特別な生き方を示して、これからはこういう生き方をしよう、なんてことを言うために、この本はつくられたのではない。生き方の選択に対する先入観を取り払って、必要とされている本質的な出来事は何か、どんな選び方をすることが、自分にとって価値のあうることなのかについて考えるキッカケをつくることが、この本の目的だ。 _____ 凝り固まった”常識”から自由になれるために、考え方の変換ができるようになるといいなと思いました。

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2016/10/08

8年前の出版だけど今も頷くところが多い本作。 著者である松本哉さんと同じ時代に同じ大学にいた身としては彼のぶれない考えに励まされた一冊。役人主導の施策が片手落ちのいま、この本が問いかける意味は大きいと思う

Posted byブクログ

2013/02/12

批判できるほど真剣に読んでないんですが。 読み終わったあと励まされるどころか不安になった。 あんまり彼らが楽しそうに思えなかった。

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2011/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「勝ち組」やお金、権力など、既成の価値観を追い求めるのではなく 自分のやりたいことを追い求める人たちに 「素人の乱」の松本哉らがインタビュー・対談する。 格差社会や下流社会が叫ばれる中で、いかにのびのび生きるかを追い求めている人たちが紹介されている。 息苦しい世の中の一つの解決方法。

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2010/01/23

どんな生活をするにせよ、生きている限り他の生命を食べて生きているわけだから、「幸せになる義務」みたいなものが誰にでもある。

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2009/12/01

091201 byNGO大学 ----- お金や肩書きよりも大切なものがある!競争社会とはちがう価値観で生き始めた15人の若者の声を聞く。 第1章 みつけた!この働き方! (「嘘じゃない生き方」をしたかった―加藤賢一さん (「気流舎」運営) 自分が食べたいものをつくりたい―...

091201 byNGO大学 ----- お金や肩書きよりも大切なものがある!競争社会とはちがう価値観で生き始めた15人の若者の声を聞く。 第1章 みつけた!この働き方! (「嘘じゃない生き方」をしたかった―加藤賢一さん (「気流舎」運営) 自分が食べたいものをつくりたい―小林夏世さん (「まんぷく農場」運営) 一生「芸」の勉強の世界です―豊竹希大夫さん (「文楽」大夫) ほか) 第2章 表現することが生きること (役者をやることは僕のリアリティ―谷修さん(劇団「ウンプテンプ・カンパニー」代表/俳優) ラジオに投稿しながら成長してきた―鮭缶さん (大学院生) 本や情報は、誰にでも平等なものだと思うから―木村道子さん (「路上文庫」主宰) ほか) 第3章 社会を変えるために (マスメディアが伝えないなら、自分たちで伝えていこう―松浦敏尚さん (市民メディアセンター「MediR」事務局長) 「自分の強み」を活かしながら、社会に居場所をつくり出す―冨樫匡孝さん (NPO法人「もやい」スタッフ) 運動は、生きることと結びついてる―稲荷明古さん (「ユニオンぼちぼち」組合員) ほか)

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2009/10/07

格差社会、下流社会論が盛んだ。なんだかどんどん出口なしかと悲惨な気持ちになる。しかしこの本はいったいそれってなにさ!!と元気に生きていくこと、社会を少しだけ変えていける考え方や方法ってあるんじゃない!!というよびかけです。 「下流社会ってきめつけるなにかにさよならしたい」んだよ。...

格差社会、下流社会論が盛んだ。なんだかどんどん出口なしかと悲惨な気持ちになる。しかしこの本はいったいそれってなにさ!!と元気に生きていくこと、社会を少しだけ変えていける考え方や方法ってあるんじゃない!!というよびかけです。 「下流社会ってきめつけるなにかにさよならしたい」んだよ。 ワークシェアリングとかワーカーズコレクティブが、生き生きした生活の中で展開する事例がいくつもでてくる。 大企業に吸い取られるのではなく、地域でカネを回せば生きていかれるし楽しい。どんどん工夫してみようよ、オルタナティブってこれだね、ってヒントがこの本にはある。

Posted byブクログ