アマゾネスのように の商品レビュー
1990年の年末〜1991年にかけての乳ガンの闘病記です。 しかし全然「闘病記」らしくありません。さすがに手術前後はちょっとおとなしいですが、それ以外はまったく元気で、何だか好き放題書いているという感じです。次から次から流れるように言葉が綴られます。このへんはさすが中島梓(栗本薫...
1990年の年末〜1991年にかけての乳ガンの闘病記です。 しかし全然「闘病記」らしくありません。さすがに手術前後はちょっとおとなしいですが、それ以外はまったく元気で、何だか好き放題書いているという感じです。次から次から流れるように言葉が綴られます。このへんはさすが中島梓(栗本薫)です。とても滑らかで、止まることなくどんどん読めます。そして面白いのが、なんだかやたら食べ物の話が多いこと。 ただ、やはりガンになったのは事実で、ちょっと彼女の死生観も語られます。とはいえ、本のタイトルが「アマゾネスのように」ということから想像できるように、「片方の乳房が無いことくらいなんぼのもんじゃい」(右乳房の全摘出をしています)とか、「和服着るときはこっちの方がすらっとして格好いい」とか、さすがです。 このあと彼女のガンとの対決は「ガン病棟のピーターラビット」「転移」と続きます。。。
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こっちは、「ガン病棟のピーターラビット」のときのような、イヤな感じは少ないです。 でも、それは、「ガン病棟のピーターラビット」の方を先に読んでいるので、中島 梓に慣れただけかも……。 まあ、生き方は、人それぞれだ。 生きたいようにというか、それぞれが、1番楽なように生きるのがい...
こっちは、「ガン病棟のピーターラビット」のときのような、イヤな感じは少ないです。 でも、それは、「ガン病棟のピーターラビット」の方を先に読んでいるので、中島 梓に慣れただけかも……。 まあ、生き方は、人それぞれだ。 生きたいようにというか、それぞれが、1番楽なように生きるのがいいと思います。 精一杯、ギリギリまで自分を追い詰める人にしても、わたしは、それはそれで、その人にとっては楽な生き方なんだと思います。 だって、ゆったり生きろと言われても、つらいだけでしょ?
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がんにかかっても幸せ、というポジティブな姿勢が一貫して流れていて、すべての病者に福音のようなものを告げる
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