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灰色のピーターパン の商品レビュー

3.7

104件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2024/04/04

【2024年75冊目】 盗撮画像を売りさばく小学生、兄の代わりに復讐を誓った妹、ロリコンの疑いをかけられた非認可保育園の保育士、善も悪も全てを焼き尽くすフェニックス。池袋ウエストゲートパーク第六弾。 今回もあっと驚くような展開のお話が多くて面白かった〜そして、相変わらずタカシが...

【2024年75冊目】 盗撮画像を売りさばく小学生、兄の代わりに復讐を誓った妹、ロリコンの疑いをかけられた非認可保育園の保育士、善も悪も全てを焼き尽くすフェニックス。池袋ウエストゲートパーク第六弾。 今回もあっと驚くような展開のお話が多くて面白かった〜そして、相変わらずタカシがかっこよすぎる。どこで身につけたんだその受け答えと挙動。「キング誕生」を読むのも楽しみ…! 風俗の一斉検挙って、確かに外部からすると街の浄化って感じがするけれど、実際にはそこに人の血が通ってるんだよなぁということを思わされました。風俗を完全になくすのは、多分全ての人間から生殖機能が失われた時じゃないかしら…なんて思ったり。 そしてどんどん池袋を歩いてみたくなる不思議。聖地巡礼ってやつか…。

Posted byブクログ

2023/10/29

読後感はコミックなのにしっかり小説の内容量があって毎度読んでいて嬉しい。どうしようもなさを抱えたまま終わる話も好きなんだけど、この巻は全編グッドエンドで終わる話ばかりで、これもこれで好きだなと感じた。

Posted byブクログ

2023/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

積読6冊目。 灰色のピーターパン 家計を支えるために犯罪に手を染めて金を得る小学生をジャンキーから救う話。 この頃からマコトを兄貴分として慕うキャラが増えてきたような。 サルと共闘して小芝居を打つところもユニークでした。 野獣とリユニオン アニメでも放送していた話。 虐められ恐喝された弱き野獣が青年の夢を潰し、その青年の妹が復讐しようとマコトに依頼。 最終的にタカシの救いもあって、人間らしさを取り戻しハッピーエンド。まさにリユニオン。 諸所、マコトが感傷に浸る描写を示す文章が切なくも、ポジティブな面があり印象的でした。 (おれはゆっくりと待つ。 誰かが真剣に考えている時間をともにすごし、たっぷりと待つ。 おれはそんな時間が いではない。みんな、こたえを急ぎすぎなのだ。) 駅前無認可ガーデン 元Gボーイズのキングが経営する保育園の従業員の身の潔白と真犯人(ロリコン)探し。 当の従業員・テツオとともに、保育園に通うヒロミを救い、真犯人を捕える。本当、日本の闇をみていると子どもが犠牲になることが多くて、時折悲しくなります・・・。 池袋フェニックス計画 池袋の治安維持・回復のため、過剰な街浄化作戦阻止のため、政治家・警察・ヤクザ・風俗のカオスの渦中に巻き込まれるマコト。 それでも池袋の裏を知り、絶対的なコネクションのあるマコトだからこそ、丸く収めることができる。 シリーズの最終話ではあまり印象になかった話でしたが、読み返すとマコトの強さを改めて理解することが出来ました。

Posted byブクログ

2023/05/18

IWGPシリーズ6作目。 この巻も、 表題作や池袋フェニックス計画など シリーズの中で記憶に残る話が入ってます。 灰色のピーターパン。 今思うと、タイトルがすごく秀逸ですね!

Posted byブクログ

2022/12/09

「灰色のピーターパン」一番好きかもしれない(全部好きだけど) "おれは今年の冬がうんと寒くなればいいなと思った。なあ、理由はあんただってお見とおしだろ。寒いほど、生きもの同士の距離は縮まるものだ。" (マコトぉォ、、)

Posted byブクログ

2022/07/07

「池袋フェニックス計画」がお気に入り! 依頼されたトラブルを収拾しながら、池袋の街全体を苛政から救うため奔走する話。 これくらいスケールの大きな話の方が、IWGPシリーズの空気感とあってると思う。

Posted byブクログ

2022/04/26

「野獣とリユニオン」は、料理人をめざしていた兄が、少年による襲撃を受けて足を傷つけられ、夢をあきらめなければならなくなったことを受けて、妹が復讐をしたいとマコトに依頼を申し入れます。マコトは、犯人の少年の背景を知り、被害者の兄がみずからの決断で、前へ向かって進んでいくことを見とど...

「野獣とリユニオン」は、料理人をめざしていた兄が、少年による襲撃を受けて足を傷つけられ、夢をあきらめなければならなくなったことを受けて、妹が復讐をしたいとマコトに依頼を申し入れます。マコトは、犯人の少年の背景を知り、被害者の兄がみずからの決断で、前へ向かって進んでいくことを見とどけます。 「池袋フェニックス計画」は、池袋の風俗営業を一斉摘発するという計画が、副知事の肝いりで推進されます。マコトの果物屋も含む街の零細企業はそのあおりを受け、たがいに対立しながらも共存を図っていた裏社会の人びとも窮地に立たされます。そんななかでマコトは、ホスト・クラブ通いで借金がかさみ、風俗に足を突っ込んでしまった姉を助けてほしいという、一人の女性の依頼を受けます。 とりあげられているテーマの多面性を浮き彫りにするようなエピソードが多かったように感じます。

Posted byブクログ

2022/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「灰色のピーターパン」 IWGPシリーズは短編ごとにただ厄介ごとを片付けているだけだと思っていたけれど、物語の作り方を少しメタ的に考えるようになってからはよくできているなあと思った。 マコトという人間が、ひとりの少年のために殴られてまで、家についていってあげてる一人きりのクリスマス。 決して派手な活躍はしていないし、アツい展開があるわけではないのかもしれないけれど、丸岡というヤク中と主人公マコトが人に与える影響の対比構造がうまく取れていると思う。残りの短編もまた書いていく。 「駅前無認可ガーデン」 とくに感想なし。読んだの昔だったのもあるけど、いちおうストーリーラインくらいは頭にある程度。 「池袋フェニックス計画」 これはいただけない。いや痛快よ。痛快に見えるけど、ちょっと主人公サイドに作者が寄りすぎだよ。これを「正義」として勧善懲悪するにはちょっと無理が過ぎる。というか、権力側を安っぽく悪に仕立て上げすぎなんだよね。作者が左なの知ってるから若干偏見の意はあるかもしれんけど、なんか腑に落ちないというかマコトに「おう!がんばれ!!!」って応援したくなる感じではなかったよね。ちょっとストーリーとして設定があまりに単調かな。 共感させるにはややこっち側の描写が甘すぎるのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/02/23

話の内容とか結論はなんとなくわかるんだけど、毎回その内容やフレーズの面白さがたまらなくて、全く飽きないです。 実際に起きた事件が元になっていたり、社会問題が題材のものもあるので、読みながら勉強になることもたくさんあります。 まだまだシリーズ全制覇までは長いですが、今年中にはキ...

話の内容とか結論はなんとなくわかるんだけど、毎回その内容やフレーズの面白さがたまらなくて、全く飽きないです。 実際に起きた事件が元になっていたり、社会問題が題材のものもあるので、読みながら勉強になることもたくさんあります。 まだまだシリーズ全制覇までは長いですが、今年中にはキャッチアップしたいですね!

Posted byブクログ

2021/03/25

IWGPシリーズの6作品目。 4編の短編からなります。 今回は全体的に平和でした。 死人も出なかったし。 「着実に、忍耐強く、賢くあれ」 一番好きな言葉。 世の中、人と向き合うっていうことが大事なことなのかもしれませんね。

Posted byブクログ