妖精の王国 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大昔に買った本。萩尾望都さんの表紙に魅せられて買って、表紙が好きで手放せなかった覚えが。 再読してみて、ううむ、あまり感想は変わらずかも。好みの要素は満載なのに、入り込めない、のめりこめない。 ラストも、え、これからじゃないん!? みたいなあっけなさ。人間界にいた頃のこともいっぱい気になるんだけどなあ。
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萩尾さんの美しい表紙絵と「妖精」にひかれて購入した一冊。だけど、小学生当時の私にはちょっと敷居がたかかった。……最低限でも「夜、妖精のために一杯のミルクを出しておく」などの、妖精伝承の予備知識がないと、読み進むのがちょっとつらいと思われます。 下敷きとなっている世界は、シェ...
萩尾さんの美しい表紙絵と「妖精」にひかれて購入した一冊。だけど、小学生当時の私にはちょっと敷居がたかかった。……最低限でも「夜、妖精のために一杯のミルクを出しておく」などの、妖精伝承の予備知識がないと、読み進むのがちょっとつらいと思われます。 下敷きとなっている世界は、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」。 聖ヨハネの前夜祭、合理主義者の外交官・バーバーは、どうしても牛乳が飲みたくなったので(ここのあたり、何度読んでも馬鹿っぽくて好きだ(笑)、妖精のために出してあったコップのミルクを一気飲み。代わりに寝酒をいれておいて、いともやすらかにベッドの中に……もぐったはずが、目ざめてみたらそこは妖精の国。スコッチを飲んでよっぱらった妖精に「取り替え子(チェンジリング)」として、さらわれてきてしまったのです。 とうのたったチェンジリングが巻き込まれてしまったのは、オベロン王とティターニアの夫婦喧嘩。けれど、話はそれにとどまらず、とうとう妖精の国を巻き込む大騒動になってしまう。 そのあたりの騒動は面白かったのですが、最後の……オチが。オチを理解するには、解説を読まねばなりませんでした。 ちゃんと予備知識を持って読んでいたら、もっとずっと楽しめたんだろうな、と思うと今でも勿体ないことをしたなあ、と思います。いや、今読んでも十分に面白いのですが。
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初めてファンタジーというものに触れた作品。ディ・キャンプさんとプラットさんコンビの作品にはまったのでした。
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