神曲(文庫版) の商品レビュー
2022/10/24 永遠の責苦を受ける地獄編(インフェルノ)、魂を清め天国に昇る準備をする煉獄編、天国編からなる 死後の世界を、歴史上の偉人がどこにいるのかをダンテ独自の道徳律に合わせて分類した。死後の世界の有り様を詳細に描き、それを意識することで人の道徳心を高めようとした。 ...
2022/10/24 永遠の責苦を受ける地獄編(インフェルノ)、魂を清め天国に昇る準備をする煉獄編、天国編からなる 死後の世界を、歴史上の偉人がどこにいるのかをダンテ独自の道徳律に合わせて分類した。死後の世界の有り様を詳細に描き、それを意識することで人の道徳心を高めようとした。 キリスト誕生前の人が住む辺獄、暴風にさらされ続ける愛欲、裏切り者が送られる氷の世界、強欲により腹ばいしか許されない、などなど ★死後の世界と偉人への評価というキャッチーさが受けたのでは
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簡単に読め過ぎてしまう気がするので、このシリーズも一旦お休みしよう。大学生の頃『ダンテ・クラブ』という小説を途中離脱して以来、少しずつ気になっていた原書。地獄編は絵で見るよりも文章で読む方が怖そう。ドレの挿画入りのものをいつかは読みたい。裏切りが1番重い罪に設定されているところ...
簡単に読め過ぎてしまう気がするので、このシリーズも一旦お休みしよう。大学生の頃『ダンテ・クラブ』という小説を途中離脱して以来、少しずつ気になっていた原書。地獄編は絵で見るよりも文章で読む方が怖そう。ドレの挿画入りのものをいつかは読みたい。裏切りが1番重い罪に設定されているところがキリスト教だな、と感じた。
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Kindle本棚にほったらかしていたのをようやく読了する。映画「セブン」を観たときに、「神曲」とやらを読んでみようと本屋に足を運んだが、本の厚さを見た瞬間、触ることもなく通り過ぎてしまった。おそらく一生読まない作品だろう、と自分を納得させたのだ。しかしながら、様々な作品に『七つの...
Kindle本棚にほったらかしていたのをようやく読了する。映画「セブン」を観たときに、「神曲」とやらを読んでみようと本屋に足を運んだが、本の厚さを見た瞬間、触ることもなく通り過ぎてしまった。おそらく一生読まない作品だろう、と自分を納得させたのだ。しかしながら、様々な作品に『七つの大罪』が引用されるたび気になってしまう。 時が経ち、紙の束から、電子の集合体が書籍として普及し始めた頃、Amazonのサイトで「神曲」を目にした。だが、ためらいが浮かんでしまう。『まんがで読破』というタイトルに…… 文章を読まずに漫画でいいのだろうか?? それは疑問ではなく、己に足かせを嵌めているだけなのだと思い直して、購入ボタンをポチった。所詮イタリア語など読めるはずもなく、そもそも「神曲」はもちろん、夏目漱石すらを読んだこともない人が世界では大半なのだ。 何を書きたいのかよく分からなくなってきたのだが、文章を書くときに、細かな技巧や構成や演出などを考えずに、とにかく書き続ける意志が最初に必要だと、いまキーをタイプし続けて思った次第である。主人公ダンテも迷いながら突き進むしかなかったのではないか。
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なんでこのような作品を創ったのだろうか?と唯々感じる内容 (原文で読んでみようとまでは未だならなかったが…) 神々と人との物語というのか、壮大なファンタジーというのか... とてつもない創造力だよなと痛感 叙事詩というカテゴリーは、今はまだ興味の沸点が低いけれど、 いつか興味がわ...
なんでこのような作品を創ったのだろうか?と唯々感じる内容 (原文で読んでみようとまでは未だならなかったが…) 神々と人との物語というのか、壮大なファンタジーというのか... とてつもない創造力だよなと痛感 叙事詩というカテゴリーは、今はまだ興味の沸点が低いけれど、 いつか興味がわいた時に手に取って改めて読んでみようかなと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
西洋版「鬼灯の冷徹」って感じだった。 主人公(ダンテ)が、 片想いをしていた女性(ベアトリーチェ)が突然死んじゃったので、途方にくれていたら、 死後の世界の案内人(ウェルギリウス)がやってきて、一緒に地獄→煉獄を通って、天国のベアトリーチェに会いに行く話。 地獄7割、煉獄2割、天国1割。 地獄、煉獄で罪の分類が細かい細かいのに、 天国の説明は「愛」と「光」ですって感じでふわっとしてた。 「天国」はざっくりみんなが行きたい「いいとこ」であればなんでもいいんだろうな。 結局、天国地獄設定って、法律が存在する前に、人の悪い行いを抑制するための役割なんだなと思った。 ダンテは、「イタリア文学最高の詩人」とされているらしい。
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地獄や天国を巡るツアーを通して、キリスト教の死生観を学べる本。 前世で殺人を行うとこんな地獄、自殺はこんな地獄と、壮大な地獄が延々と描かれる。 いまだにこの地獄像は映画や漫画でも見るので、当時の想像力の力強さを感じます。 自分はキリスト教全く関係ないので、へえそうなんだぁ、と眺め...
地獄や天国を巡るツアーを通して、キリスト教の死生観を学べる本。 前世で殺人を行うとこんな地獄、自殺はこんな地獄と、壮大な地獄が延々と描かれる。 いまだにこの地獄像は映画や漫画でも見るので、当時の想像力の力強さを感じます。 自分はキリスト教全く関係ないので、へえそうなんだぁ、と眺めてました。
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死後の「地獄」「煉獄」「天国」の3カ所を旅する物語。人は自由を手にして、神を忘れて堕落してしまった。
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死生観って1番文化や宗教観が出るところだと思う。中世ヨーロッパキリスト教文化圏の死生観が感じられ、分かりやすかった。 自殺者の地獄の描写が印象深かった。彼らが地獄で唯一身体を持たないのは、自ら捨てた命と肉体だから、というのは深い。
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ダンテの神曲を手軽に簡単に。ストーリーの内容はよくわかりました。こんな物語なんですね。人間の欲とか業とか、そういったものに対して、中世のヨーロッパではどうとらえていたのか、少しだけわかった気がします。
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ルネサンスの始まりはこのダンテの神曲から。そんな文句でしか知らなかった存在。キリスト教の宗教観の下、愛という人を苦しませも癒しもするものについてダンテの地獄、煉獄、天国の旅を通じて教えてくれる。 地獄の構造は聖闘士星矢で知ったが、なかなかにこれを生み出した思考は凄いと思う。各地で...
ルネサンスの始まりはこのダンテの神曲から。そんな文句でしか知らなかった存在。キリスト教の宗教観の下、愛という人を苦しませも癒しもするものについてダンテの地獄、煉獄、天国の旅を通じて教えてくれる。 地獄の構造は聖闘士星矢で知ったが、なかなかにこれを生み出した思考は凄いと思う。各地で出会った人たちは愛ゆえに狂い、愛ゆえに悲しみを生み出し、罪を犯した。しかし愛とは本来輝かしい物。全てを動かす初動の源。ダンテは一つの答えを得たが、今に生きる我々は愛というものをどうとらえて行くべきかを考えさせてくれる。
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