吉本隆明の声と言葉。 の商品レビュー

糸井重里(その他)

2023/01/13

歿後10年の展覧会を観た後に、本棚から古い本を引っ張り出し再読してみた。
本書は吉本隆明の紹介・入門的に、年代や内容の異なる複数の講演を断片的に切り出している講演CDの他、年譜、糸井重里との対談、糸井重里によるCD解説で構成されている。吉本本は難解そうだし、音源の残っている多数の講演は話し下手すぎて意味がよくわからないしで、今まで余り親しんでこなかったが、年譜・対談・CDの各講演内容の解説とも面白く読めた。印象としては、学者的に細かな理論立てをするタイプではなく、ざっくりと本質に向かう現場感覚の人。語っていることをもう少し知りたいと思わされたので、今年は少し読んでみるつもり。

2017/12/18

いろんな事を考えている人。面白いかなと思うので、ひとつのきっかけに追々いろいろな著書を読んでいこうと思う。糸井重里が絡むことで話し言葉がベースなのでわかりよいのがいいところ。音源もついてて親しむのにいいと思う。

2015/05/18

戦後思想界の巨人言われた吉本隆明さんは、中学生向けの本か、糸井重里さんが監修したものしか、読みこなせません( ´ ▽ ` )ﾉ
↑...
威張って言うとこじゃないですね！

膨大な講演記録から、糸井さんリコメンドの「損はさせねぇ」つもりないいとこどりがまとめられてます。

多岐に渡る分野、考えるという時間をどう設けていたのか知りたくなりました。

大量生産と大量消費、沈黙と言葉、都市と個人、母と子などなど。

氏曰く
「世界中総崩れに見える」時代を、重くもなく、軽くもない足どりで歩いている人＝糸井重里さん。

ということを、先日の座談会でご紹介させていただきました。

2012/04/27

初めて、吉本隆明の講演音声（抜粋）を聞きました。
聞き取りにくいのは仕方ありませんが、話してる内容は多岐に渡り、思想の哲人だなあ〜と実感しました。

2012/04/22

こんな風に歳を重ねられたらいいなぁというお二人の対話集。

全体的にスペースをうまく使い、写真も散りばめて咀嚼する時間も作ってくれる構成は
さすがといったところで、とても読みやすいし入ってくる。
それでいて「沈黙が幹で、言葉はあくまでも枝葉。」であるとか、
「周囲と自分との速度が違うとき、ひとはいらいらする。」といった、
大量生産大量消費や親子関係、都市と個人の関係を考える上で、
はっとさせられるような言葉がポーンと入ってきて、
中身もしっかりある。

これは自分の読みたい本のかたちとしてはかなり理想的で、
そういう本があることがただただ嬉しい。

やっぱりけっこうこのひとたち、好きだなぁ。

2012/01/24

いい悪い、わかるわからないぢゃなくて、いろんな考えを持ちそれを発して歳を重ねてきた人間の言葉を、傾聴してみる。CD付。

2011/11/21

910.268 Y 91
吉本さんが解体されている。
悪い意味ではもちろん無く。
ハッとするし、ドキドキする。
ブックレットも気合い入ってる。

2012/06/26

糸井重里つながり。
ほぼ日にはまっていた時があって、その頃から気になっていた。

試みとしてはとても素敵だと思うのだけど、どのタイミングで聴くのが自分にとってベストなのか、いまだにつかめずにいる。

でもたまに聴くとはっとする。

というわけで、いまだに私のipodに入っている。

2011/05/27

吉本隆明という方は存在はしっていますが、恐らく本当に難しいことばっかり言っていて自分の理解するには無理と読む気が起きなかったのですが、敬愛する糸井さんが解説してくれるなら、と手に取った次第。なるほど確かにいつも難しいことをいってるんですが、そして理解はやはりあまりでないのですがｗでもとても面白く興味ぶかかったです。口からでたもの、文章ではなく、会話・演説の文章化、ということで言葉がとっつきやすくなる、吉本隆明の人柄というものをちょっと知れたようになる、そして糸井さんの上手な誘導がそれらを助けてくれる感じがします。
したまた糸井さんが説明するにはですね、まあ理解しづらい話、をですね、音楽を聴くように吉本さんの話を聞いてみてくれとあるんですね、なるほどそれくらいならできるかなと…。

2011/02/28

まさにちょっと立ち聞きＣＤですが
話したい、伝えたいというエネルギッシュな吉本さんに
引き込まれます
もっと聴きたい、知りたいと思う