懐かしい胸に・リーザ の商品レビュー

エレン・ジェイムズ(著者),宮沢ふみ子(著者)

2012/06/13

ハーダウェイ家の末娘リーザは、姉の頼みで故郷を訪れる。ドラッグストアで、偶然、初恋の人マットの姿を見かける。あのころと同じ、胸が締め付けられるような感じ。ばかげているわ。私はもう１６歳の内気な少女じゃない。自立した女性、恋人だっているのに。あの夏の日、彼の瞳を見つめ続けるためなら、どんなことでもしてしまうだろうと思った。そして、妊娠。彼にも、家族にも打ち明けられないまま流産した。故郷を離れ、姉たちと疎遠になったのもそのせいだ。今、マットは昔の恋のつらい結末を知らないまま、こちらを見ても、名前さえ思い出せない様子。リーザは向こう見ずなプライドから、彼に声をかけるが、その瞳にはどこか人を寄せ付けない厳しさが加わっていた。 その後も偶然の出会いが重なる中、自分の感情のまだ引きずっている部分に当惑しながら、立ち向かわざる負えなくなる場面に直面して・・・。

2009/10/04

前半はつるつるとすすんでいきまして、お勧め度○かなと思っていたら、最後の最後で涙涙の大感動でした。
　ハーダウェイ家の末娘リーザは、姉の頼みで故郷を訪れた。ドラッグストアで、偶然、初恋の人マットの姿を見かける。あのころと同じ、胸が締め付けられるような感じ。ばかげているわ。私はもう１６歳の内気な少女じゃない。自立した女性、恋人だっているのに。あの夏の日、彼の瞳を見つめ続けるためなら、どんなことでもしてしまうだろうと思った。そして、妊娠。彼にも、家族にも打ち明けられないまま流産した。故郷を離れ、姉たちと疎遠になったのもそのせいだ。今、マットは昔の恋のつらい結末を知らないまま、こちらを見ても、名前さえ思い出せない様子。リーザは向こう見ずなプライドから、彼に声をかけるが、その瞳にはどこか人を寄せ付けない厳しさが加わっていた。