セラフィーナ の商品レビュー
まだまだ結婚などしたくなかったチャールズは世継ぎを生す義務をたてに 結婚しろと迫る祖母をかわすために、「家柄が良くて、利口すぎず、でつつましやかで、気立てがよく、礼儀をわきまえていて口答えをせず従順で…」と、無理難題と思われる花嫁の条件を挙げる。この条件を満たす娘がいたら結婚して...
まだまだ結婚などしたくなかったチャールズは世継ぎを生す義務をたてに 結婚しろと迫る祖母をかわすために、「家柄が良くて、利口すぎず、でつつましやかで、気立てがよく、礼儀をわきまえていて口答えをせず従順で…」と、無理難題と思われる花嫁の条件を挙げる。この条件を満たす娘がいたら結婚しても良い、と。 どうせ無理だと決めてかかってたのに祖母はなんと、条件を満たす娘を連れてきたのだった。 それが良家ではあるが裕福とはかけ離れた学者の娘、セラフィーナ。 たしかに妻として望ましい娘だ、とリチャードも結婚する意をかためるのだが、最近出会った田舎のおてんば娘・サリーのことが気になって仕方ない。男爵家当主としての義務と激しく惹かれる恋心の狭間でリチャードは苦しむ。二人の結婚を推し薦める祖母も「従順なセラフィーナ」が、芝居に寄って作り上げられた人物だと知っていて、傲慢で女たらしの愛しき孫息子のいい薬になれば、という程度に考えている。言われるまで気付かないチャールズは、サリーから「同一人物」の告白を受けたあとも怒りまくり・・。
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