遊行の門 の商品レビュー
五木さんの文章は 暗くて落ち着きがあり そしてよく澄んでいる 夜の小川と満天の星 のような思想です。 若い時読んでも分からなくても 自殺や鬱というテーマと よく向き合った良書です。 今日一日をありがとう ございました。 と心から感謝できました。
Posted by
年配向け。 遠くにおいて読んでしまったけど、 お話自体は面白く、言葉ひとつひとつに勉強になる部分がありました。
Posted by
言語障害もある脳性まひの58歳の私、もちろん結婚経験もない、88歳の母は余命宣告を受け入院している。現在ヘルパーさんの助けを借りて生活しているが、多くの苦しみを乗り越えた今、生まれてきて良かったと言える。
Posted by
なんだか生き難い時代だ。資本原理主義の末世なのだ。五木さんは「ウツの時代」だと言う。ニヒリスト聖徳太子は「世間虚仮」と言った。凄い言葉だ。 古来インドの教えに、人の一生は「学生期」「家長期」「林住期」「遊行期」があるとのこと。五木さんの著者「林住期」では、第一線から離れ自分の好き...
なんだか生き難い時代だ。資本原理主義の末世なのだ。五木さんは「ウツの時代」だと言う。ニヒリスト聖徳太子は「世間虚仮」と言った。凄い言葉だ。 古来インドの教えに、人の一生は「学生期」「家長期」「林住期」「遊行期」があるとのこと。五木さんの著者「林住期」では、第一線から離れ自分の好きなことをする人生のクライマックスだと書いていたっけ。そしてその後に来る「遊行期」は、大いなるものに還っていく時期だとする。それは大いにうまく「遊ぶ」こと。おしめを替えてもらうようになっても、それは還ることのひとつ、自分の生まれた「玄」の世界に還って行くことだとの達観。 だからこそこの「ウツの時代」に遊び、オトナとして遊びのなかにこそ死中の活路を見つけよう、もしかしたらその中にこそ、きたるべき新しい時代の活路があるかもしれないよ・・といった五木さん流の励まし。 昔読んだコリン・ウイルソンは「口笛を吹きながら夜を歩け」と言った。そうだよね。夜には月がお出ましになる。
Posted by
- 1