1,800円以上の注文で送料無料

風の邦、星の渚 の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/07

三十年戦争関係の本を探していた時にたまたま見つけたので読んでみた。 三十年戦争よりも前の話だったけど、面白かった。 作者はファンタジーのほうが向いているような気がする。 もっといろいろ膨らませようと思ったらできる素材はあるけど、一冊できっちり纏めたのは良かった。 レーズ(がメイン...

三十年戦争関係の本を探していた時にたまたま見つけたので読んでみた。 三十年戦争よりも前の話だったけど、面白かった。 作者はファンタジーのほうが向いているような気がする。 もっといろいろ膨らませようと思ったらできる素材はあるけど、一冊できっちり纏めたのは良かった。 レーズ(がメインヒロインだと思っているけど)の可愛さはページをめくる原動力になる。 主人公のルドガーも強さも弱さももっている、でも行動力がずば抜けていて読んでいて格好良かった。 上手くいったりいかなかったりしてみんなも町も成長していく過程を見るのは楽しい。 ああ、レーズはこんな気持ちなのかと。

Posted byブクログ

2009/10/08

2009.08.29 SFのつもりで読んだら中世の歴史物みたいな話だった。 主人公の考え方がちょっと現代的すぎるんじゃないかというのとレーズの存在がなければSF要素がゼロというのはどうかと思うけど、まあ面白かった。

Posted byブクログ

2015/04/10

若き騎士ルドガーが村の人々と共に、地球外生命体の力を借りてレーズスフェントという都市を作り上げるという話。歴史SFっていってもSF要素は地球外生命体が出てくるってだけなのが実際のところ。そのせいでセンス・オブ・ワンダーに欠けていおり、SF要素がほとんどない影響もあってか、結局はご...

若き騎士ルドガーが村の人々と共に、地球外生命体の力を借りてレーズスフェントという都市を作り上げるという話。歴史SFっていってもSF要素は地球外生命体が出てくるってだけなのが実際のところ。そのせいでセンス・オブ・ワンダーに欠けていおり、SF要素がほとんどない影響もあってか、結局はご都合主義的歴史物になっているなぁという印象。読めば、住人たちが頑張った結果が結実したと理解は出来るんですが、随所で地球外生命体レーズの手助けがあるので、どうしてもその印象がぬぐえないわけです。ここらへん、狼と香辛料に近いイメージ。大事なところはホロの力で解決です、みたいな。 興亡記と書いてあったので都市が出来て、興隆を誇り、やがて滅び行くのかと思ったんですが、結局そこまで描かれずに終わっているのは拍子抜け。いっそのこと、視点をもっと鳥瞰的にして、スケールを長くして、レーズ視点で消えてゆく人々と新しく入る人々の話に重点を置いてくれたほうが好みだったかもしれません。 その方が、街の礎となった人々というのを書くには適していたのではないだろうか、とかなんとか。 面白くなかったわけではないですし、比較的熱中して短時間で読めましたが、カタルシスに欠けているせいで声高に面白いとは言いにくく。 内容的には、第六大陸を配役変えて中世でやってみました。みたいな感じでした。 余談ですが、この物語の真の主人公は弟のリュシアンの方だと思っています。地球外生命体との印象的な邂逅を果たしたのも彼の方ですし。なにより、この物語の最初から最後で一番成長したのは間違いなく彼でしょう。 ルドガーにはあんまり惹かれなかったですが、リュシアンはなかなかよかったです。

Posted byブクログ

2009/10/07

中世を舞台した歴史SFもの。 いつもいつも魅力的なキャラばかり!彼らの立ち回りにはわくわくしっぱなしです。 小川さんらしい終わり方だけどあの二人はもう少し絡みほしかったかも(文庫か何かで短編期待してます 表紙絵も村田さんで世界観に合ってると思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

歴史物+ちょっとSF。中世終期のドイツを舞台に、辺境に自由な都市を創ろうとする騎士とその土地に昔から住む異星生命体の物語。とても面白かったです! SF的な部分のおかげで、なじみのないヨーロッパの歴史に入っていきやすい感じでした。 読みやすいです。ほとんど何もないところから町ができ...

歴史物+ちょっとSF。中世終期のドイツを舞台に、辺境に自由な都市を創ろうとする騎士とその土地に昔から住む異星生命体の物語。とても面白かったです! SF的な部分のおかげで、なじみのないヨーロッパの歴史に入っていきやすい感じでした。 読みやすいです。ほとんど何もないところから町ができ、どんどん大きくなっていく様子は純粋にワクワクします。 着眼点のユニークさはこの作家さんの真骨頂ですね。

Posted byブクログ

2009/10/07

堂々たるファンタジーでしたが、「街」を本当に1から作り出すというのはこういうことなんだなあ、という現実的な面も。 結構長いのですが読みやすくて、さらさらいけました。 情けない様でいてここ一番でのリーダーシップがぴかいちというルドガーはやっぱりかっこいいです。

Posted byブクログ

2009/10/04

特殊な状況から人物、社会を書くことが多かった作者だけど、 それをさらに進めて歴史(世代)にまで視野を広げた意欲作だと思う。 今後もこういうのもっと書いてほしいなー 難を言えば戦闘の場面で人はともかく、戦闘そのもののえがかれ方にちょっと物足りなさを感じた。

Posted byブクログ

2009/10/07

随分前に購入したのですがハードカバーは持ち歩きに向いていないので今日まで手を付けられませんでした… 正月休みなのでやっと読めました。そんなハードカバーが後3冊ほど溜まっております… この方の書かれる小説はSFだなあ〜とつくづく思いました。中世・騎士・欧州の舞台設定でも基本はS...

随分前に購入したのですがハードカバーは持ち歩きに向いていないので今日まで手を付けられませんでした… 正月休みなのでやっと読めました。そんなハードカバーが後3冊ほど溜まっております… この方の書かれる小説はSFだなあ〜とつくづく思いました。中世・騎士・欧州の舞台設定でも基本はSF。剣と魔法の世界ではなく。面白かったですが結局どうなったんだろう?とは思いました。

Posted byブクログ