江戸の組織人 の商品レビュー
150117 中央図書館 町奉行、目付、同心、祐筆など数多くの江戸官僚機構について、わかりやすい解説。
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江戸時代中期からは相当確立した組織制度があったことが興味深い。 現代とも相通ずるところがあってそれもおもしろい。 また、田沼意次のことや御家人から旗本まで出世した川路聖のことなど、数少ない例とはいえ、決して門閥社会ではなかったということがうかがえておもしろい。 いつの時代も男が...
江戸時代中期からは相当確立した組織制度があったことが興味深い。 現代とも相通ずるところがあってそれもおもしろい。 また、田沼意次のことや御家人から旗本まで出世した川路聖のことなど、数少ない例とはいえ、決して門閥社会ではなかったということがうかがえておもしろい。 いつの時代も男が名を上げられるのは四十を過ぎてからなのですねぇ。 焦らない焦らない。とんちんかんちん。
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本書は江戸幕府の色々な組織人たちを分かりやすく書いている。上は老中から旗本御家人まで、本書を読むと現在の日本的組織の元が江戸にある事がよく解りオススメである。
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江戸時代も現代も組織に仕える人は、同じような苦労をするのでしょうかね。 長谷川平蔵や田沼意次への言及は、後の人の評価も当てになるのか、ならないのか、考えさせられます。
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江戸幕府の組織は とても発達した社会 奉行ごとに組織化され 役職も権限も決められている 役職での序列も厳しく 家禄や家格によって 決められた昇進コースもある 世襲も多く取り入れられている ただ家格は重要だけど 絶対ではない デキル武士は抜擢されることもある 絶対的なのは将...
江戸幕府の組織は とても発達した社会 奉行ごとに組織化され 役職も権限も決められている 役職での序列も厳しく 家禄や家格によって 決められた昇進コースもある 世襲も多く取り入れられている ただ家格は重要だけど 絶対ではない デキル武士は抜擢されることもある 絶対的なのは将軍のみ 絶対的な存在の将軍を支えるのが 組織化された幕府のしくみ 将軍でさえも老中や家臣を無視できず 目付けが奉行を監視し不正を正し 番所と町奉行が江戸を守る 武士と町人・百姓という 身分の違いがあれど 江戸は安心して暮らせる 世の中だったと思う 一回読んだだけでは とても理解しきれないけど 新たな発見はたくさんある
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研究者らしく、淡々とした文章なんですが、非常に面白かったです。 冷静に公平に見つめている視点がすごくよかったです。
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