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幕末裏返史 の商品レビュー

3.4

12件のお客様レビュー

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  5. 1つ

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2021/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本びいきのフランス人シオンを絡ませて、幕末の歴史が少しづつずれていく。歴史のIFによる変革だが、それならもっと大きく変えてもいいのにと思う。大統領制の導入、憲法導入による本選挙の仕組み。最後の方は拙速感がある。

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2015/01/21

幕末にとあるフランス人青年が日本に来ることで、歴史が大きく変わってしまう、という小説。よくある架空歴史物小説です。こんなこともあったら面白いなとは思いますが、もし過去の歴史に介入できたとしても、結果は事実と大差なく大筋では史実通りになるという方が面白かったのではないかと思います。...

幕末にとあるフランス人青年が日本に来ることで、歴史が大きく変わってしまう、という小説。よくある架空歴史物小説です。こんなこともあったら面白いなとは思いますが、もし過去の歴史に介入できたとしても、結果は事実と大差なく大筋では史実通りになるという方が面白かったのではないかと思います。そのつじつまを合わせるのが、作家の腕の見せ所なのではないだろうか。

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2013/11/18

幕末が「こうだったらいいな~」という小説です。全般的には「のほほん」とした感じがあって、万事がうまくいく幕末期といった「仮想幕末」小説です。正史とはまったく別の小説なのでご注意を。

Posted byブクログ

2011/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それなりに面白かったが、人に薦めるほどでもない、 ということで☆2つ。 不平等条約の締結を阻止する所は痛快。 しかし、そのあとは、いまいち見せ場なし。 結局この、不平等条約阻止と、鞍馬天狗がフランス人、 という2つのネタを思いついたから、始めたのでは? という感じがする。 最後の大統領選なんて、発想としては面白いけど、 ぐだぐだのまま終わるし。 どうも、着地点を決めずに書いている気がする。 面白いのは、結局「事件」は起こるし、死ぬ人は死ぬ、という所。 吉田松陰は、獄死は免れるが、海に落ちて死んでしまうし、 「生麦事件」も起こる(ただし、逆の理屈で) いくら歴史を変えても、「蛤御門の変」ならぬ、 「江戸城襲撃」は起こってしまう。 ここら辺の「辻褄」の合わせ方というのが、 ああ、SFの人だな、という感じがする。 人がゴチャゴチャと歴史を変えようとしても、 結局、目に見えない歴史の力によって 本来の歴史へ「修正」されてしまう、という感じで。 時間旅行者の出てこない、タイムスリップもののよう。 なので、イフの歴史が際限なく展開していく「妄想歴史もの」にはならない。 ただ、もうちょっと、思い切った「仕掛け」があっても、 よかったんじゃないかとは思う。 歴史パステーシュということで、一見、歴史を知らない人向け という雰囲気だが、 ある程度歴史を知っていないと、嘘と本当が分からないし、 楽しめないのではないかと思う。 意外なほど、歴史の要所をコンパクトにまとめていて、 分かりやすいのだが、 まとめすぎているので、前知識がないと、分かりにくいだろうな、 とも思う。 あと、本作は、ペース配分がまったくできていない。 最終的に幕末までいくくせに、 「桜田門外の変」で、ようやく半分、というのは、 どう考えても、ペースが計算できていない。 小説版の富野ガンダム並みの、計算できて無さである。 おかげで、後半は駆け足になり、西郷も竜馬も、掘り下げられず、 長州人などは、ほぼ出てこない。 連載だから、途中で長くなりすぎると思って、調整したのだろうが、 もうちょっと、なんとかならなかったものか。

Posted byブクログ

2011/08/25

絵描きました。 http://surikomi.blogspot.com/2011/08/blog-post_25.html

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2010/11/25

途中までやや教科書的で今ひとつ乗り切れなかったが、中盤あたりからいろんな仕掛けが効き始め、さすがは清水義範という作品に仕上がっている。「大逆転」はもう爆笑ものだ。史実と同じようでも微妙にニュアンスが違っていたり、人物の生死の差異もなかなか興味深い(橋本左内と吉田松蔭など)。話題の...

途中までやや教科書的で今ひとつ乗り切れなかったが、中盤あたりからいろんな仕掛けが効き始め、さすがは清水義範という作品に仕上がっている。「大逆転」はもう爆笑ものだ。史実と同じようでも微妙にニュアンスが違っていたり、人物の生死の差異もなかなか興味深い(橋本左内と吉田松蔭など)。話題のマンガ『JIN』と比較するのも面白いかも。

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2010/04/25

幕末に生きる一人の外国人 シオン 鎖国から開国 江戸から明治へ 時代が大きく変わろうとした日本 そこにひとりの外国人 オランダ人と偽るフランス人シオンが 日本の明治維新に 大きく「裏」で関与した? 裏工作でも 日本の乗っ取りでもなく 純粋に日本に興味を持ち 日本をこよなく愛...

幕末に生きる一人の外国人 シオン 鎖国から開国 江戸から明治へ 時代が大きく変わろうとした日本 そこにひとりの外国人 オランダ人と偽るフランス人シオンが 日本の明治維新に 大きく「裏」で関与した? 裏工作でも 日本の乗っ取りでもなく 純粋に日本に興味を持ち 日本をこよなく愛し 時代の寵児に出会い 彼らに多大なる影響を与え 日本が現代国家を踏み出す 第一歩を「裏」でささえる 重要な一人となった 近藤勇率いる「斬新組」が 横浜で大活躍!? デフォルメされた 登場人物がまた楽しさを増す 幕末のパスティーシュ とても楽しめた

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2011/09/09

 ひさしぶりに清水先生の本!帯に「金鯱の夢」から20年!なんて書いてあるものだから余計に気持ちを煽られてしまう。 主人公のシオンくんがかっこいいのだ。列強に翻弄されようとしている幕末の日本を、好きだからと助けようとする。実際、通訳をしたり志士たちに会ったり、その容姿を天皇に見せて...

 ひさしぶりに清水先生の本!帯に「金鯱の夢」から20年!なんて書いてあるものだから余計に気持ちを煽られてしまう。 主人公のシオンくんがかっこいいのだ。列強に翻弄されようとしている幕末の日本を、好きだからと助けようとする。実際、通訳をしたり志士たちに会ったり、その容姿を天皇に見せて尊王攘夷を尊王好夷に変えてしまったりの大活躍をする。 パラレルワールドで起こる事件も、史実と重なったり離れたり、日本史の授業を思い返しながら読むと楽しい。「新撰組!」とか「龍馬伝」などのドラマの場面を思い浮かべつつ読んでます。

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2009/10/04

大統領選が出てくるまで、ほとんど史実に基づいているんだろうと思っちゃってた。さもありなん、シミーズ先生。2009/4/4 読了

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2011/09/25

幕末を舞台に、日本好きのフランス人青年が活躍する架空歴史モノ。なんというか、ストーリーが都合よく進みすぎ。歴史イフものにしたいのか、パロディなのか、なんか中途半端な印象でした。清水作品にしてはイマイチか。

Posted byブクログ