おとうさんといっしょ の商品レビュー
なんとなくあらすじが面白そうだったので買ってみました~。 で、読んでみて大正解! これはおもしろかった!! 出産や子育てをおとうさんの目線で書いた作品5つ。 母親のようにおっぱいで育てたいおとうさんの奮闘を書いた『ふにゅう』 初めての出産につきそうおとうさんの覚悟をかいた『デ...
なんとなくあらすじが面白そうだったので買ってみました~。 で、読んでみて大正解! これはおもしろかった!! 出産や子育てをおとうさんの目線で書いた作品5つ。 母親のようにおっぱいで育てたいおとうさんの奮闘を書いた『ふにゅう』 初めての出産につきそうおとうさんの覚悟をかいた『デリパ二』 おかあさんと結婚したいと思う子供に嫉妬するおとうさんを書いた『ゆすきとくんとゆすあしちゃん』 オカマちゃんにいわれておとうさんの子育ての自覚がわいた『桜川エピキュリアン』 おかあさんが一ヶ月の海外出張に行ってしまった子供とおとうさんの生活を書いた『ギンヤンマ、再配置プロジェクト』 どれも面白かったし、おとうさんにも子供たちにも共感できる作品です~。 これ、おとうさんの育児書として私はおすすめ。 おとうさんというのは、なんだか寂しい存在ですね~。 お母さんは子供を産むという大事な仕事が出来るけそ、おとうさんというのは孤独な人間。 でも、おかあさんにも負けじと必死に子育てのことを考えてる姿はけなげよ~。 ときには、おかあさんに嫉妬し、ときにはお母さんに甘える子供にも嫉妬し、、、でも日本のおとうさんは頑張ってるんだな~。 まさに、今の世代のおとうさんに読んでもらいたい。 私は、おかあさんだけど、おとうさんの視線から書かれたこの本を読んで、おとうさんの気持ちがよーくわかったわ。 いいお勉強になりました!
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著者近影がスピードワゴン糸田さんの25年後くらい??って写りであんまり期待してなかったけど面白い。 乳マニアを自認する主人公がパパになり、娘に愛されたいがあまり妙な行動に・・・ ふにゅうって響きにウケる。腐った乳でなく、父の乳。 他にも出産・育児に関する男たちのいじましい努...
著者近影がスピードワゴン糸田さんの25年後くらい??って写りであんまり期待してなかったけど面白い。 乳マニアを自認する主人公がパパになり、娘に愛されたいがあまり妙な行動に・・・ ふにゅうって響きにウケる。腐った乳でなく、父の乳。 他にも出産・育児に関する男たちのいじましい努力が にじむお話がいっぱいで面白い。 ちびっこの描写も可愛いし。
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短編でちょっと物足りないけど、父として、夫として、男として共感し、胸が熱くなりました。 親子関係や夫婦関係は、ちょっとしたことですれ違い、ちょっとしたことで元通りになるものですね。 パパは読んで見ると、少し気持ちが楽になるかも。 ママが読んで見ても、パパの気持ちがわかっていいかも...
短編でちょっと物足りないけど、父として、夫として、男として共感し、胸が熱くなりました。 親子関係や夫婦関係は、ちょっとしたことですれ違い、ちょっとしたことで元通りになるものですね。 パパは読んで見ると、少し気持ちが楽になるかも。 ママが読んで見ても、パパの気持ちがわかっていいかも。
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いわゆるイクメンが登場する短編集。 育児に関しては男女共通する部分もあるものの、 男性特有の感覚もわかって興味深い。 倉田真由美さんの解説も面白い。
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相変わらずマジメな川端裕人です。 これは育メンたちを描いた短編集です。 全部で5編。それぞれのオトコたちの真剣育児(ひとつはまだ育児までいっていない作品もありましたが)を描いた作品です。 それぞれ真剣に子供と家庭を愛して、それぞれのやり方・アプローチで奮闘するという、ホント、オ...
相変わらずマジメな川端裕人です。 これは育メンたちを描いた短編集です。 全部で5編。それぞれのオトコたちの真剣育児(ひとつはまだ育児までいっていない作品もありましたが)を描いた作品です。 それぞれ真剣に子供と家庭を愛して、それぞれのやり方・アプローチで奮闘するという、ホント、オトコのための育児本!ってなりそうな小説です。 子供と向き合って、真剣に育てていくのはかなり大変だと思います。 幸か不幸か、うちには子供がいないので、そこまでリアルにかんじることは出来ませんが、それでも、その大変さとその充実感はかんじることは出来ます。 本当にマジメに育児に取り組むオトコ達を、マジメに描いた作品集でした。 前に何かの解説で、やっぱり作者もマジメに育児に取り組んだことがあるというのを読んだことがあります。 その時の揺れる想いをいっぱい詰め込んで、リアルに仕上げたいいかんじの短編集でした。
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ふにゅうの文庫版と知り買ってみました。面白かったです。 お父さんが出産・育児と言うものにどのように携わっていくか、と言うことが描かれた短編集です。今まで女性が育児に取り組むことを書かれた本はあってもこれほど育児に対して真摯に向き合う男性を書いた本を読んだのは初めてな気がします...
ふにゅうの文庫版と知り買ってみました。面白かったです。 お父さんが出産・育児と言うものにどのように携わっていくか、と言うことが描かれた短編集です。今まで女性が育児に取り組むことを書かれた本はあってもこれほど育児に対して真摯に向き合う男性を書いた本を読んだのは初めてな気がします。 今の世のお父さんお母さんは子供を中心に生きてないからな~と言うのが素直な感想でしょうか。まるで他人事の感想ですが実際自分が結婚して子供ができたときに育児に専任できるか。専業主婦と言うよりは自分の今の生活をすべて子育て中心にシフトできるかは大きな疑問なのでうなづいたり自分はこうはならないだろうけどどうだろう?と思ったりです。 まあそれにしてもいくらお父さんががんばっても子供に「お母さんが良い~」と泣かれてしまい切なくなる、と言う気分はなんとなくわかります。だからって女性が仕事のキャリアをあきらめろ、と言うのではないのですが。 昔教育実習に行った際、女性の先生が「子供達の成長を見るのが何よりの楽しみだ」と言うようなことをおっしゃっていました。が、教師の両親を持つ女の子が「その分自分の子は見てないけどね」とボソっとつぶやいていたことを思い出しました。 自分の子の面倒を見てもお金はもらえないが他人の子ならお金がもらえる。 難しいなあ~と色々考えさせられました。
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生後間もない綾のために、育児休暇を進んで取った前向きパパの洋介は、職場復帰した妻に代わり奮闘する毎日。食事づくりも洗濯も体当たりの洋介が、娘の夜泣きに根負けした日、妻に勝てない一線に気づいた。それはおっぱい。そこで考えた秘策とは…。驚きの育児小説「ふにゅう」をはじめ、子育てに真っ...
生後間もない綾のために、育児休暇を進んで取った前向きパパの洋介は、職場復帰した妻に代わり奮闘する毎日。食事づくりも洗濯も体当たりの洋介が、娘の夜泣きに根負けした日、妻に勝てない一線に気づいた。それはおっぱい。そこで考えた秘策とは…。驚きの育児小説「ふにゅう」をはじめ、子育てに真っ向からぶつかるいまどきパパを描いた共感と愛情あふれる作品集。
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我が家の息子たちは既に2人とも小学生。 いっちょまえの口をきくようになった2人の息子には、「子育て」といえるべき時期は過ぎてしまった・・。 今にして思えば、もう少し彼らが幼児だった頃の子育てを手伝えばよかったかな・・。 こういう家族モノの小説が面白いと思えるのは、オレもオヤジの...
我が家の息子たちは既に2人とも小学生。 いっちょまえの口をきくようになった2人の息子には、「子育て」といえるべき時期は過ぎてしまった・・。 今にして思えば、もう少し彼らが幼児だった頃の子育てを手伝えばよかったかな・・。 こういう家族モノの小説が面白いと思えるのは、オレもオヤジの「はしくれ」だからなのだろうな。
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川端裕人のおとうさんといっしょを読みました。父が子供を育てるということをテーマとした短編集でした。いまは、男性が育児休暇を取ることもできるようになってきましたが、子育ては女性の方が適している仕事という感覚があります。そのような中で、子育てに奮闘するお父さんたちを描いた物語たちでし...
川端裕人のおとうさんといっしょを読みました。父が子供を育てるということをテーマとした短編集でした。いまは、男性が育児休暇を取ることもできるようになってきましたが、子育ては女性の方が適している仕事という感覚があります。そのような中で、子育てに奮闘するお父さんたちを描いた物語たちでした。一番気に入ったのが「ギンヤンマ、再配置プロジェクト」です。奥さんが自分のキャリアを伸ばしたいからと、ロンドンに4週間研修に行くことになってしまった男性が、会社の仕事もこなしながら、幼稚園児と幼児の二人を育てるという物語です。母親がいないために不安定になってしまう子供と格闘しながら、それでもだんだん子供に対する愛情を深めていくお父さんが描かれています。私も結構子供好きのつもりですが、カミさんに言わせると自分の子供ができるまでは、電車で子供が泣いていたりすると、不快な顔をしていたとのこと。母親は子供たちと肉体的につながっているけど、父親はなにかのきっかけで意識して子供とつながっていく必要があるんだなあ、と思いました。
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女性も仕事をもって、出世や何かの機会も(制度的形式的には)あって、生物学的な性差セックスはそのままに社会的文化的性差のジェンダーが個人の価値観やライフスタイルによりかなりの幅で揺れ動く現代で、セックスとしてもジェンダーとしても女がメインであった(である)子育てをする父親たちのお話...
女性も仕事をもって、出世や何かの機会も(制度的形式的には)あって、生物学的な性差セックスはそのままに社会的文化的性差のジェンダーが個人の価値観やライフスタイルによりかなりの幅で揺れ動く現代で、セックスとしてもジェンダーとしても女がメインであった(である)子育てをする父親たちのお話。突飛な話あり、深刻な話あり、ほのぼのした話もあります。
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