ファイアベリー の商品レビュー
私たちは他者との関わりによって、自分の存在に気付き、うちのめされ、揺さぶられることで、自分の輪郭がわかるようになる。どう生きていったらいいのかも。 原著でまた読みたい。
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とても読みやすい、でも言っていることはすごく深い。主人公がカエルなのだけど、本当にそんな風にその辺にいるカエルも考えながら生きてるんじゃないか?と思うぐらい、カエルの気持ちを代弁しているかのような著者の書き方が上手い。冒険することで何を得るのか、考えることで何を知るのか、カエルっ...
とても読みやすい、でも言っていることはすごく深い。主人公がカエルなのだけど、本当にそんな風にその辺にいるカエルも考えながら生きてるんじゃないか?と思うぐらい、カエルの気持ちを代弁しているかのような著者の書き方が上手い。冒険することで何を得るのか、考えることで何を知るのか、カエルって小さい存在だけど、人間の存在だってカエルと大して変わらない。そんな風に考えさせられた一冊。
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表紙、文体は児童書っぽくすぐ読めるが、内容はちょっと哲学的。人生の選択について考えさせられた。高校2年くらいに一度読んでおきたかった本。多分全部理解はできなかっただろうけど。抽象的な表現も多く、登場人物の心情にうまく引き込む描写もあったので、原作も読んでみたい。それにしても、カエ...
表紙、文体は児童書っぽくすぐ読めるが、内容はちょっと哲学的。人生の選択について考えさせられた。高校2年くらいに一度読んでおきたかった本。多分全部理解はできなかっただろうけど。抽象的な表現も多く、登場人物の心情にうまく引き込む描写もあったので、原作も読んでみたい。それにしても、カエルをペットにするのってアメリカではメジャーなの?カエルはかわいいですが。
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考えさせられる話というのが昔は(十代のころは)苦手だったけど、年をとると読めるようになるものなんだなぁ。 奇しくも今後の生き方を本気で考えないといけないこの時期に読めてよかった。 それにしてもこれ古本市で出会わなければぜったい本屋じゃ手にとらなかったと思うので、そういう意味でも人生なにが起こるかわからんな。
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小さなカエルは生まれつき2本足だった。前脚と後ろ脚のそれぞれ1本の足先がなかったのだ。小さな水槽からペットショップの大きな水槽へ移されたとき、彼は元「野生」の年寄りガエルと出会う。「野生」への憧れを抱いた彼が次に移されたのは、彼のことをこよなく愛してくれる少女の家だった。そこで彼...
小さなカエルは生まれつき2本足だった。前脚と後ろ脚のそれぞれ1本の足先がなかったのだ。小さな水槽からペットショップの大きな水槽へ移されたとき、彼は元「野生」の年寄りガエルと出会う。「野生」への憧れを抱いた彼が次に移されたのは、彼のことをこよなく愛してくれる少女の家だった。そこで彼は「MP」ちう名前をもらい、幸せに暮らしていたが、野生への思いは消えることがなかった…。 MPを中心の語られる前半は、カエルの人生哲学。後半には「なぜ生きるのか」という根源的な問いに悩む少女のまことに哲学的な思考が中心。やや読みにくくもあるが、「人はなぜ生きるのか」をここまで正面切って語る物語には、久しぶりに出会った気がする。「生きる」ということを自ら選び取った両者の出会いは感動的。
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読んでいて微笑んでしまった。カエル君かわいい。のちについた、MPという名前もかっこいい。足が二本しかないのに、引け目に感じずに頑張るMPに笑顔がこぼれてしまう。キャロラインがMPを選んでくれてよかった。それにしても、クレアがよく分からなかった。あんなにツンツンしてたのに。あんなに...
読んでいて微笑んでしまった。カエル君かわいい。のちについた、MPという名前もかっこいい。足が二本しかないのに、引け目に感じずに頑張るMPに笑顔がこぼれてしまう。キャロラインがMPを選んでくれてよかった。それにしても、クレアがよく分からなかった。あんなにツンツンしてたのに。あんなに反抗していたのに。ひょいとMPと出会っただけでそんなに簡単に変われるものなの?と少しひねくれた見方をしている私がいた。。。
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児童書?の割には、妙に深いというか、大人向けな印象。 ペットショップという名の閉鎖された小さな世界で、自由を夢みるカエルの冒険の物語。キャロラインと運命的とも言える出会いを果たし、お互い人間とカエルという境を越えて信頼しあうようになるのは良いのだけど。キャロラインも「普通の子供」。幼さゆえの残酷さが、リアルで悲しい。 自由かどうかっていうのは、ようは自分の心のありようなんだろうな。なんて思ったり。
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