「人間らしさ」の起源と歴史 の商品レビュー

岩田好宏【著】

2014/02/14

元高校教師の方の本。タイトルに引かれて買って読んではみたものの、はっきり言ってタイトル負けの駄作。

他の生物と人間との違いを、過去の進化と文明化の過程で人間がそのように変わっていったかという過去の研究者達の研究成果をそのままダラダラと書いてあるだけなので、著者本人自身の、過去のそのような研究成果を通して、では「人間らしさ」とは一体何なのか？という論がないのです。

したがって読んでいても全くつまらない。でも簡単な文章なのでそのまま読み進んでしまう。そんな本です。

最後に「私は科学者なのだろうか」という箇所があるのですが、「人間らしさ」の起源と歴史と、著者本人が科学者なのかどうかって一対何の関連があるのだろうか？全く関係ない。

そもそも出版社のペレ出版の編集者はこの内容が本にする価値があるかどうか？著者にどうこう言う前に、出版社の見識を疑いたくなる本でした。