六年目の復讐 の商品レビュー

メアリー・ブレンダン(著者)

2009/10/04

レイチェル・メレディスは社交界でも際立った美女であり、しかもいずれ父親の財産を引き継ぐ女相続人でもある。ところが二十五歳を過ぎた今も、結婚もせず実家にいる。それもこれも十九歳の時、誰もがうらやむ独身男性コナー・フリント少佐との婚約を挙式前日に破棄したせいだった。あれ以来、何度か婚約もしたが、すべて破談。これでレイチェルの評判が良くなるはずもない。
それでも、彼女自身はそれなりに楽しい日々を送っていた。ある日公園で、ディヴェイン伯爵となったコナーに再会するまでは。
一方コナーはレイチェルにあった瞬間、彼女に与えられた屈辱と、六年前に手に入れ損なった花婿の権利を思い出した。
そうだ、彼女を我がものにし、その後冷たく捨てるのはどうだろう・・・。