西のくま東のくま の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
森の中で、二匹のくまが出会いました。それぞれ、自分とおなじくまを見たことがなかったので、びっくり。お互いにくま、くまと呼び合うのは区別が付かないので、西(に住んでいる)のくま、東(に住んでいる)のくまと呼び合う事にしました。 けれど、西のくまは、はじめて出会う同じくまという存在に、自分はなんだろう?自分はどこにいっちゃたんだろう?どこかに落としてきたみたいだと感じます。 のんびり、おっとり、ちょっとぬけている西のくま。 なんだかプーさんとも イメージがかさなります。 そしてそれが、アホでかわいいやら、テツガク的にも読めてしまうやら。 ちょっと読める子のために、幼年もの。
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だぁい好きな石井睦美さんの本。 と言っても、石井さんの書かれるYAの文章の大ファンで。小学生向けのお話のなかには、正直いって、う〜ん……。っていうのもあった(ナマイキな言い方だ・汗)。 でも。この本は、図書室いれてもらおう!って思った。 なんか〜、むふふ。で、ほぉ〜。で、いいなぁ...
だぁい好きな石井睦美さんの本。 と言っても、石井さんの書かれるYAの文章の大ファンで。小学生向けのお話のなかには、正直いって、う〜ん……。っていうのもあった(ナマイキな言い方だ・汗)。 でも。この本は、図書室いれてもらおう!って思った。 なんか〜、むふふ。で、ほぉ〜。で、いいなぁ〜、うん。だった。 みんなに、「オススメだよぉ〜♪」って言いたくなるよな。 さんぽのとちゅうで、じぶんを落としてしまったくまのお話。 西のくまと東のくまのかけあい(って感じの会話) 表紙の女の子はだれ? 女の子の抱いてる、ちっちゃなくまは? ちっちゃなくまの足のうらもキーワード! くまが、じぶんを取りもどすまでの、あれやこれやが……。むふふ。 たとえば、おなじことばを聞いても、西のくまと東のくまの考えることがぜんっぜんちがってて。西のくまが、東のくまがいてくれて、ほんとによかったぁ。って思うとことか。 い〜い♪んです。 読みながら、思わず「むふっ」とわらっちゃっうとこも。 じつは、わたし、ときどきじぶんを見うしなって、おろおろします。 ↑表紙カバー折り返しの作者・石井睦美さんからのメッセージの文 じぶんを見うしなって、おろおろして、空回りしまくって、いっぱいメイワクかけちゃうわたしにとって、この文章は、なんだかとってもうれしかった。 そっかぁ、石井睦美さんもなんだぁ。なんて。 もしかすると、ひとりの人間のなかには、西のくまも東のくまもいるのかもしれない。 などと、読み終わったおとなの深読み(?)ができなくもないけど、そんなのはヤボな気がする。 なぁんにも身構えないで、描かれた世界にはいっていけたら、「あぁ、そうかぁ。そうだぁ」って、ちょっぴりほほえみながら思えるはず。 なんども読み返したいな。 リズム感のある文。やっぱり、石井睦美さん♪
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