世界で一番のねこ の商品レビュー
ハッピーエンドらしいエンドにならなくて、逆に考えさせられたなって。世の児童さんが、これを読んでどう感じるのか、気になる作品でしたฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
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ねこのエトワールは、ねこのコンテストで一等賞のねこでした。ある日、皮膚の病気になり飼い主に捨てられてしまいます。途方に暮れているところバイオリンを作っているやさしいおじいさんに拾われ、「ねずみとり」という仕事を与えられます。自分の居場所を見つけたエトワール。そしてねずみ取りのコンテストで一番をめざすという考えになり、悩んだ末、おじいさんに相談します。おじいさんはエトワールが自分で考えたことならばと優しく送り出してくれます。う~ん、一等賞にこだわる訳がわからない、最後は意外な結末でビックリでした。
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小学5年生ぐらいの時に図書館で借りて読んでから、ずっと大好きな本!自分の道を進むために、大好きなおじいさんのもとを去る猫、、、 そのラストはとっても切ないのですが、おじいさんにとってはずっとずっと、その猫は世界で一番の猫なんですよね。 とっても優しい絵本、絵も文もぜんぶが本当に好き!
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息子が夏休みの読書感想文に選んだ1冊。 さらっと読めるが、深く考えさせられる本。 読書感想文には最適!よく選んだよ。 息子が読むと、きっと主人公のエトワールという猫に感情移入するんだろう。 大人の私が読むと、新しい飼い主であるおじいさん側の気持ちになる。 「1番」になることの意...
息子が夏休みの読書感想文に選んだ1冊。 さらっと読めるが、深く考えさせられる本。 読書感想文には最適!よく選んだよ。 息子が読むと、きっと主人公のエトワールという猫に感情移入するんだろう。 大人の私が読むと、新しい飼い主であるおじいさん側の気持ちになる。 「1番」になることの意味ってなんだろう? 人のため?自分のため? 親が子供に期待をし、子供もそれに応えようとがんばるが、それは本当に子供自身が自分で選んだ道なのか。 親離れ子離れについて考えさせられる、児童書だけど大人に読んで欲しい作品。
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コンクールで優勝するほど美しい猫だった主人公。 けれど皮膚病にかかってしまったことで、ご主人から見放されてしまう。 行き場を失った猫を拾ったのは、バイオリンを作ることを生業としているおじいさんで、猫はおじいさんの頼みを聞き、ネズミを捕ることを始めます。 最初はうまくいかなかった...
コンクールで優勝するほど美しい猫だった主人公。 けれど皮膚病にかかってしまったことで、ご主人から見放されてしまう。 行き場を失った猫を拾ったのは、バイオリンを作ることを生業としているおじいさんで、猫はおじいさんの頼みを聞き、ネズミを捕ることを始めます。 最初はうまくいかなかったネズミ獲りも、どんどん上達し、猫は失っていた自信を取り戻し始めます。 頑張る猫の姿もいじらしいけれど、優しく穏やかなおじいさんの存在がじんわりと胸に迫ってきました。
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自信喪失したネコがバイオリン作りのおじいさんとの出会いで『特別な才能が無くたっていいんだよ』と言う事を教えてくれる物語。普通ならそれだけで心温まる話として完結するのが多いですが、その先に『自分の道を見つけ切り開いていこうとする』物語が控えていてちょっと意外でした。
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世界一美しいと評された猫は、 世界一でなくなってしまい、 捨てられる。 たまたま、通りかかった人に 拾ってもらって新生活をスタート。 その生活の中で、 猫は猫らしい?生き方を知り、 猫らしく、 いえ、エトワールらしく生きることを知り、 やがて旅立つ。 自分らしい自分を認めて...
世界一美しいと評された猫は、 世界一でなくなってしまい、 捨てられる。 たまたま、通りかかった人に 拾ってもらって新生活をスタート。 その生活の中で、 猫は猫らしい?生き方を知り、 猫らしく、 いえ、エトワールらしく生きることを知り、 やがて旅立つ。 自分らしい自分を認めてもらえる幸せ、 それがあるからこそ 次に迎えるのだと感じる。 新しいご主人様はステキな人だ。
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尊敬する方の推薦書なので、読んでみました。(´ⅴ`) かつて世界で一番美しいとされた猫、気ままな野良猫、ねずみとり一等賞の猫… いろんな猫が登場しますが、中でも私のお気に入りは、思いのまま暮らしている猫・タビーですね。 「おれはな、がんばるのが好きじゃないんだ。だらだらごろごろしてるのが好きなねこなんだよ」(74頁) なんて、堂々と言ってみたいものです。笑 おじいさんに愛されるために、役に立たなければ!というエトワールの気持ちが、とても切なかったです。 一緒にいたいと思う人の側にいるために、何かしなくちゃ…っていう不安は、よくわかる気がします。 だけど逆の立場からしてみれば、側にいてくれるだけで有り難いと思うことも、きっとあると思います* “ナンバーワンよりオンリーワン”が持て囃されたかと思えば、やっぱり一番でなければダメだ、競争や順位付けは必要なんだ…と、なかなか生きづらい世の中です。 そんな中で、「自分はどうあれば満足できるのか?」をしっかり見つめて、自分らしい生き方が出来たらいいなと思います。 そう、たとえば… ねずみとりの後継者を育てようと頑張っている、ピートのように。 あるいは、 一番を目指すのは疲れるから、今日ものんびり昼寝が一番の、タビーのように。 そして、 ねずみとり一番を目指して修行の道を選んだ、エトワールのように。 短いお話だけど、「一番」について深く考えさせられた1冊でした。(^ω^)
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はるかぜちゃんがお薦めされていたので、読んでみました。 短くわかりやすい児童文学の中に、大切なことがぎゅっと詰まっていると感じました。 ラストは個人的には少し意外だったけれど、 エトワールは飼い猫という範疇ではなく、エトワールとして 生きていくのだなと思いました。 自分らしく生きる、と言っても、その尺度を 自分自身だけで決めるのは実はとても難しい。 おじいさんに褒めてもらえるから嬉しい、役に立つから嬉しい、 自分がやりたいからやりたい、 そのどれも、自分が満足しているならそれでいい。 毛並みが綺麗なねこであることも、それが自分らしいと思うなら 別にそれでもいい。 けれど、実際には飼い主やおじいさん、タビーのような 周囲の言葉に、生きていく上で影響されやすい。 自覚なく影響を受けることもあるはず。 良くも悪くも。 自分らしさ、とよく言われるけれど、なかなか難しいことだと思う。 飼い主の希望ではなく、おじいさんの為でもない 自分らしい生き方を見つけたエトワールに、おじいさんが言ってくれる タイトルでもある世界で一番のねこだという言葉に、あたたかい気持ちになる。 本旨とは逸れるが、おじいさんに撫でられているとき 気に入られたら餌がもらえるかもと姿勢を良くするエトワールが悲しくて 普段野良猫を触って、こんな期待をさせていたことがあるかも と思うと申し訳ない気持ちになってしまった。
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コンテストで一位を取った美しい猫、エトワール。 でも、皮膚病になり、ご主人様に捨てられてしまいます。 美しくなくなったエトワールはバイオリン職人のおじいさんに拾われ、おじいさんの役にたつよう、ネズミ取りを覚えるのですが… 可愛らしい表紙に惹かれ、借りて来ました。 なぜ相手を大切...
コンテストで一位を取った美しい猫、エトワール。 でも、皮膚病になり、ご主人様に捨てられてしまいます。 美しくなくなったエトワールはバイオリン職人のおじいさんに拾われ、おじいさんの役にたつよう、ネズミ取りを覚えるのですが… 可愛らしい表紙に惹かれ、借りて来ました。 なぜ相手を大切に思うか、それは、優れているからではない。 読み終わってしばらくしてから、じんわりと沁みてくるお話です。
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