「国連」という錯覚 の商品レビュー
通信は国の統合のためにとても大切。ITUの標準化活動は技術開発を行っている先進国が参加する活動の中で、いわば先進国クラブである。 電気通信の世界は国家独占から、自由競争へと大きく変則的に遅れている。 中国は交渉、実行がたくみである、 今まで世界が第3世代携帯電話を3WCDAが決定...
通信は国の統合のためにとても大切。ITUの標準化活動は技術開発を行っている先進国が参加する活動の中で、いわば先進国クラブである。 電気通信の世界は国家独占から、自由競争へと大きく変則的に遅れている。 中国は交渉、実行がたくみである、 今まで世界が第3世代携帯電話を3WCDAが決定されてから、独自の企画を持ち込んできた。 アメリカはITUを牛耳りたかった。 もともとITUでは2000年の九州サミットを受けてデジタル・デバイドの解消問題。 インターネットとテレコムはちがう発展をしてきた。 アメリカ(ICANN)が管理、独占しているインターネットを、もう少し民主的にまた国際的に管理すべきだというこを主張。
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国連で繰り広げられる外交の裏舞台について書かれている。 また、国際機関のトップがどのようにして決められるのかも分かり、無条件に国連を良いものとして捉えている人には気付きのある本だろう。
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著者の講演がきっかけで本書を読んだ。 ITUのトップになることも大変だが、 就任してからの方が大変だったようだ。 国が違うと考え方も変わる。日本国内で考えてもこんなに人と人の衝突している。多国籍のITUがまとまるはずもなく・・・。 確かに欧米では国連にぶら下がっておこぼれを...
著者の講演がきっかけで本書を読んだ。 ITUのトップになることも大変だが、 就任してからの方が大変だったようだ。 国が違うと考え方も変わる。日本国内で考えてもこんなに人と人の衝突している。多国籍のITUがまとまるはずもなく・・・。 確かに欧米では国連にぶら下がっておこぼれをもらうロビーストが沢山いて、物事を混乱する方向へ持っていく傾向が強いようだ。 環境保護や動物保護、自然エネルギーなどは格好の餌食だろう。
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これ読むと、国際機関ってこんな感じなのかと幻滅するかも。 考えてみれば当たり前なんだが、働きやすい場所ではないと思う。優秀な人ばかり集まっているわけでもないのだろうな。
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