建築家は住宅で何を考えているのか の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者たち建築家「なかま」のための本というかんじで、 お互いの作品に墨を付け合っているんだなと感じた。 書かれていることはどれも善で、 みるべき着眼点は網羅され、いっけん良識的な解説のようだが、 いかんせんデザインが古いし、作品主義的な視点も古くさい。 建築家がいかに世間離れしているかがわかるので、 この価値感に共鳴できる人は頼めるなという印象。 過去の記録として突き放して読むと、用語などの使い方の勉強になる。
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1件につき6ページで、3枚ほどの写真、簡単な図面付。しっかり勉強するには、物足りないが、程よいボリューム。これより多すぎると、疲れるか、もしくは、本気でその作品に対して立ち向かわなければならない。また、解説も押しつけがましくもなく、こぎみよく読み進められる。 シリーズ化して欲しい...
1件につき6ページで、3枚ほどの写真、簡単な図面付。しっかり勉強するには、物足りないが、程よいボリューム。これより多すぎると、疲れるか、もしくは、本気でその作品に対して立ち向かわなければならない。また、解説も押しつけがましくもなく、こぎみよく読み進められる。 シリーズ化して欲しい。
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家とは私的空間であって家族の住むところ。 その家の形によって、リビングを中心に家族が家に入れば必ずそこを通り顔を合わせられる場所も作ることもできれば、個人の居場所を重視した作りにすることもできる。 クライアントの思いを形にしながら、建築家の意思を反映させるハウスメーカとは違った「...
家とは私的空間であって家族の住むところ。 その家の形によって、リビングを中心に家族が家に入れば必ずそこを通り顔を合わせられる場所も作ることもできれば、個人の居場所を重視した作りにすることもできる。 クライアントの思いを形にしながら、建築家の意思を反映させるハウスメーカとは違った「住」の形。 ただ家→街→都市のバランスを考えつつってところが難しいよなあって。独創的で素晴らしい家も実際に建ててみると街のバランスに合わないなんてざらにありそう。 面白かった言葉は「リノベーション」。古さに価値を与えること。 日本は土地と建物を別に考えて、土地に建物を新築することが多いけど、欧米みたいに改築するのも悪くないかなって思った。
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2008/10 カラー版とあるが、フルカラーでなく白黒のページも多い。写真は多めに使われているが、多くの作品を紹介しようと数を詰め込みすぎている感は否めない。現代の著名な住宅が取り上げられているので、入門編としてはいいのかもしれないが、少し物足りない。
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