ニッポンの小説 の商品レビュー
「ちからが足りなくて」の章だけでも十二分に意味のある一冊だったと思う。どの章も面白いけれど、あの章だけは、もう飛びぬけてよかった気がする。読んでいて、結局、最終的にふりだしに戻った感があったけれど、そもそも「小説とは」「文学とは」を考えると、堂々巡りになってしまうのだ。どこかに辿...
「ちからが足りなくて」の章だけでも十二分に意味のある一冊だったと思う。どの章も面白いけれど、あの章だけは、もう飛びぬけてよかった気がする。読んでいて、結局、最終的にふりだしに戻った感があったけれど、そもそも「小説とは」「文学とは」を考えると、堂々巡りになってしまうのだ。どこかに辿り着けた気がしたのに、どこにも辿り着けてないのだ。(07/1/26)
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保坂と同じく現役の作家が批評家ではなく小説家として小説について語っている。それはいいのだが、保坂に比べてどうしてこうも「嫌味」を感じてしまうのか。
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