私の読書法 の商品レビュー
#898「私の読書法」 初版が1960(昭和35)年と、大層古い本ですが、各界で活躍する人物たちが「本との付き合ひ方」みたいなものを開陳するエッセイ集のやうなもので、中中面白いのです。「昭和世代の新しい世代の人」(開高健のことか)といふのが時代を感じます。 読書法なんてものは...
#898「私の読書法」 初版が1960(昭和35)年と、大層古い本ですが、各界で活躍する人物たちが「本との付き合ひ方」みたいなものを開陳するエッセイ集のやうなもので、中中面白いのです。「昭和世代の新しい世代の人」(開高健のことか)といふのが時代を感じます。 読書法なんてものは各個人で違ふので、結局自分に合ふ方式を自ら確立するのだと思ひます。それでも参考にしたり、マネをしたりしたくなるのもあります。杉浦明平さんの投げやりな文章は笑つてしまひました。 でも電車内ではホントに本を読む人が少なくなりましたねえ。別にいいけど。
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最近発見した過去の読書ノート(94・95年版)。それをそのまま紹介する第12弾。 岩波新書の読書法の最初。 書いている方々は言論界の重鎮ばかし。以前、新明解国語辞典が「寝転んで読むのは読書じゃない」と言っているのを読んだ。一方、重鎮から寝転び読書を提案されているのが面白い。 この...
最近発見した過去の読書ノート(94・95年版)。それをそのまま紹介する第12弾。 岩波新書の読書法の最初。 書いている方々は言論界の重鎮ばかし。以前、新明解国語辞典が「寝転んで読むのは読書じゃない」と言っているのを読んだ。一方、重鎮から寝転び読書を提案されているのが面白い。 この頃の岩波新書、安かったんだなぁ。 『私の読書法』「図書」編集 94年12月13日読了 1960年発行 岩波新書 480円 ⚫︎清水幾太郎の読書遍歴 ノートを取る→ルーズリーフ→カード・本に書き込む ⚫︎刑務所で読む本がよく役に立った、という感想を多くの人が言っていた。 杉浦明平、蔵原惟人、千田是也 ⚫︎加藤周一「読書の楽しみ」 ・電車の中でラテン語の教科書を読み終える。S19年の1年間。 渡欧後も仏語を諦め、英独語の勉強をする。→しっかりと勉強していた。 ・人間について書こうとする場合、実験・経験が必要である。 宣長とモンステキュー ・老年には自らの楽しみにだけ本を読みたい。←その願いは叶えられたのか⁉︎ ⚫︎寝転んで読むのを勧めている。 渡辺照正、開高健 ⚫︎外国語の学び方 ノートをとる 本への書き込み、小題をつける。 ⚫︎梅棹忠夫 行動するための読書
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インターネットのない時代の読書法かな 特に参考になるようなことが書かれているわけではなく、各々自由に本を読んでいるなぁと感じた
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ブクログレビュの一つ目に選んだ。二十名の著名人が読書法について語っている。一人五千字程度の文章なので読みやすい。 最初の清水幾太郎さんの内容を読めば読書法については理解できる。何を読むかは各人で異なる。どう読むかは、ノートを取る、カードに書く、赤線を引くの三種で皆結論としては赤線...
ブクログレビュの一つ目に選んだ。二十名の著名人が読書法について語っている。一人五千字程度の文章なので読みやすい。 最初の清水幾太郎さんの内容を読めば読書法については理解できる。何を読むかは各人で異なる。どう読むかは、ノートを取る、カードに書く、赤線を引くの三種で皆結論としては赤線を引くにたどり着く。そのため図書館で本を借りているようではダメなことに気づく。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・
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20人の作家や研究者が、本との付き合い方について語ったエッセイをまとめた本です。 作家の開高健や円地文子、評論家の加藤周一や鶴見俊輔のほか、清水幾太郎、梅棹忠夫、田中美知太郎といった個性的な学者が、それぞれの読書体験について語ったエッセイを寄せています。さらに、八杉竜一や吉田洋...
20人の作家や研究者が、本との付き合い方について語ったエッセイをまとめた本です。 作家の開高健や円地文子、評論家の加藤周一や鶴見俊輔のほか、清水幾太郎、梅棹忠夫、田中美知太郎といった個性的な学者が、それぞれの読書体験について語ったエッセイを寄せています。さらに、八杉竜一や吉田洋一といった、自然科学分野の研究者も執筆陣に名を連ねています。 「読書法」というタイトルですがハウツーものとしてではなく、あくまで「私の」読書法というテーマのエッセイ集として読めばいいのではないかと思います。
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私はこんな読書法です! と自信を持って紹介する人はいません。 生活や仕事のなかから自然に身につけた場合がほとんどです。 それを踏まえて読むと参考になるかもしれません。
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私は一足飛びにこの境地h進んだのではなく、一歩一歩、これへ進んだのである。 書物と細君だけは借りることのできないものと諦めている。 若いうちに知らなかったことを必ずしも後悔しなかった。 知的好奇心と 蔵原惟人 濫読 梅棹忠雄 行動が目的であり、読書それ自身が目的にはなら...
私は一足飛びにこの境地h進んだのではなく、一歩一歩、これへ進んだのである。 書物と細君だけは借りることのできないものと諦めている。 若いうちに知らなかったことを必ずしも後悔しなかった。 知的好奇心と 蔵原惟人 濫読 梅棹忠雄 行動が目的であり、読書それ自身が目的にはならないのだ。だから、なるだけなら本を読まずに済ませたら、それに越したことは無い、と言うようなことにもなる。 くだらない本のために、行動とおしゃべりの時間の減ってはたまらないと思うからである。 中村光夫 正直 つまり其のとき感じたことについて自分自身を偽るな its very difficult... 八杉竜一 Study nature,not books! 吉田洋一 この本博文館竹貫直人のために、私は「ためになる本」への恐怖感を植えつけられた。 宮沢俊義 しかし、だからといって、読書がたとえば酒を飲むのよりも常に、上等だとすることは、きわめてキケンである。P126 渡辺照宏 本を手に入れると、一応全部貢をめくると言う永年の習慣は今でも続いている。 松田道雄 「たくさんの本を読もうと思うなら、愛書家であってはならない。」図書S31.5
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『私の読書法』 大内平衛 茅誠司他 すべてはカードだけが知っているのであろう。私がカードを使う筈なのに、どうやら、カードが私を使っている。(p6) 清水幾太郎 カードシステムの最大の欠点は時間がかかりすぎること。ではPCで入力すれば良いのか? それも手間。 ……書き込みをし...
『私の読書法』 大内平衛 茅誠司他 すべてはカードだけが知っているのであろう。私がカードを使う筈なのに、どうやら、カードが私を使っている。(p6) 清水幾太郎 カードシステムの最大の欠点は時間がかかりすぎること。ではPCで入力すれば良いのか? それも手間。 ……書き込みをしないとなると、本を遠巻きにしているようで、いくら読んでも、全く身に付かない。(p9)同上 書き込みは再読した際に圧倒的に分かりやすい。だが本が売れなくなる。基本は初見でカド折、読書ノートに入力、しばらくおいて必要であれば書き込みそうでなければ売却の流れか。いっそ全て書き込んだ方がすがすがしいか。 自由選択の二冊のうち、一冊は翻訳であり、他の一冊は日本文学でなければならぬ。(p15)杉浦明平 そしてもう一冊が新書であれば文句なし。バランスのとれた食事。実践したい。 読んだ本を忘れない為にはノートを取ることはひとつのよい方法にちがいない。(p37)加藤周一 加藤は『読書術』を書いている。そちらが詳しい。 本を読むときは必ず青・赤の鉛筆をもて。そしてアンダーラインとサイドラインを本にできるだけきれいに引け。そのラインが何を意味するかは自分できめよ。(p55)大内兵衛 三色ボールペンのはしり。興味深いがダーマトグラフさえ惜しむおいらには難しい。だが参考する必要はある。 やはりルーズリーフが一ばん便利なようである。整理がしやすいといことがあるのかもしれない。ノートブックとちがい、あとで適当に入れかえもでき、カードとちがって、一枚が一つの単位という形式に拘束されることもない。(p102)都留重人 「たくさんの本を読もうと思うなら愛書家であってはならない」(p177)松田道雄 とにかく書き込め、汚せ、買い直したっていい! という勢いのある文章。この考えだと古本でも問題なしなのだろう。 「第五に財布がゆるす限り本を買うこと」(P181) どこまで許すかをしっかり見極めて本を購入する。限りはあるし、時間の経過を基準にするのも一つの手段。
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さまざまな学者や作家などが執筆し、雑誌に連載されたものをまとめたもの。50年前の発行だが、清水幾太郎、加藤周一、梅棹忠夫、鶴見俊輔など、そうそうたる人物の名前が並んでいたので読んでみた。 時代柄のためか、読書法といったハウツーについては各人ともあまり関心が高くないようで、記載も...
さまざまな学者や作家などが執筆し、雑誌に連載されたものをまとめたもの。50年前の発行だが、清水幾太郎、加藤周一、梅棹忠夫、鶴見俊輔など、そうそうたる人物の名前が並んでいたので読んでみた。 時代柄のためか、読書法といったハウツーについては各人ともあまり関心が高くないようで、記載も多くない。それよりも、それぞれの読書遍歴が目立っており、読み物としてはおもしろかった。 本を読み終えた後に、書誌情報とともに内容と感想を記載しておくことの効用を主張している人が多いという印象があった。 ・私の知る経済学者の中で一番の多読者はゲルシェンクローンであり、一生のうちに読める本は5000冊(年間100冊、50年)を超えないという持論を持つ(都留重人)
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