漫才入門 の商品レビュー
何気に笑って見ている漫才も実は良く考えられてかつ練られて作られているんだと思った本。 何事も作り方の基本があるのと同じく、漫才もそれを踏まえて練習を繰り返して、そのコンビのオリジナリティーが出来上がってくると売れるチャンスが巡ってくる。 漫才だけでなく、一般社会やビジネスでも...
何気に笑って見ている漫才も実は良く考えられてかつ練られて作られているんだと思った本。 何事も作り方の基本があるのと同じく、漫才もそれを踏まえて練習を繰り返して、そのコンビのオリジナリティーが出来上がってくると売れるチャンスが巡ってくる。 漫才だけでなく、一般社会やビジネスでも通用する考え方も得られる。 漫才ならばその基本は、「ふり」「落ち」「フォロー」という流れでありこれは必須。ここをどう磨いて行くかにかかっている。 そしてお客様にきちんと伝わっているかを感じながら進めていくところや笑いを取るための「間」を考えるところなどはビジネスでも全く同じ。 「プロの漫才で 、アドリブのように見えるものだって 、実際は何回も練習したものであることがほとんどです 。」や「練習にやり過ぎはありません」などもプレゼンテーションの進め方にも繋がります。
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後に同じ著者から出たしゃべくり漫才入門が、この本のリメイクだと思ったら意外と内容重なってない部分もあった。
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漫才をすることはないけど、よく見たり好き嫌いを語りあったりするものの基礎や良し悪しのポイントを知っとくのは楽しいね。
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「笑い」というのは、脚本を書く上で大切な要素のひとつです。なのに、今まで「笑い」のテクニックについての本というのはあまり見当たらなかったように思います。この本は、そんな数少ない「笑い」の作り方の本です。基本的に漫才の作り方の解説本になるのですが、「笑い」の構造を解析してくれている...
「笑い」というのは、脚本を書く上で大切な要素のひとつです。なのに、今まで「笑い」のテクニックについての本というのはあまり見当たらなかったように思います。この本は、そんな数少ない「笑い」の作り方の本です。基本的に漫才の作り方の解説本になるのですが、「笑い」の構造を解析してくれているので、パターンを知れば、脚本を書く上でも充分参考になるかと思います。僕の場合、芸人さんと一緒にコントをやる機会もあるので、そちらでもとても参考になりました。普段、無意識に面白いと思っていることでも、体系化して捉えなおすと、それを意図的に使えるようになるのです。 人を笑わせるというのは、とても高度なテクニックが必要です。そして、優れた脚本には、笑いの要素がふんだんに用いられていることが多く、それが物語に幅を持たせ、ラストまで観客をグイグイ引っ張って行ってくれるのです。ラストシーンで、人を感動させる話だから笑いは要らない、と考える人もいるかもしれませんが、笑いという違うベクトルが入っているからこそ、ラストの感動が大きくなっている作品というのはとても多いのではないでしょうか。もちろんお笑いをやりたい人に参考になるのは言うまでもありません。
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なぜか、衝動買いをしてしまいました。そして、一晩で読んでしまいました。笑いの構造については、まぁ、放送作家が書いた程度のものということでしょうか。
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漫才のテーマ=お客さんの共感を得て笑いを取る (共感を得るための)設定=結婚の挨拶、ドキュメンタリー… スタイル ①羅列型 ②漫才コント(読みネタ) ③しゃべくり(何かに対してどう思っているかの価値観や意見を言い合う) 世の中の人が興味のあること、自分が興味のあること 自分が...
漫才のテーマ=お客さんの共感を得て笑いを取る (共感を得るための)設定=結婚の挨拶、ドキュメンタリー… スタイル ①羅列型 ②漫才コント(読みネタ) ③しゃべくり(何かに対してどう思っているかの価値観や意見を言い合う) 世の中の人が興味のあること、自分が興味のあること 自分が思っていることと、世間の人が思っていることをなるべく擦り合せていく 「あるある」「ありそうありそう」(現実感が5%ぐらいの現象)「なしなし」 ボケの段階を踏む。「あるある」でまず共感を得て、「なしなし」まで持って行く まず、決まった状況に対してボケを数多く出していく 一つの漫才の中にいろんな種類のボケを混ぜていく。ダジャレばかりだと飽きられる。ボケがかぶる ボケの種類 リアル(「あるある」)、言葉遊び、動きボケ、顔ボケ、ながらボケ、天ドン(かぶせ)、スカシボケ、下ネタ、過剰ボケ、自虐ボケ、キャラボケ、暴走ボケ、なりきりボケ、逆ギレボケ、大げさボケ、裏切りボケ、タイミングボケ、失礼ボケ、本気ボケ ツッコミの種類 否定(「なんでだよ」)、ドツキ、ノリツッコミ、例えツッコミ、スカシツッコミ、無視、一刀両断、リアクションツッコミ、説明ツッコミ、笑いながらツッコミ、全力ツッコミ ボケをたくさん挙げていく ツッコミを先に考えて、それに合うボケを考える 緊張と緩和の落差があるほど笑いが起きやすい 「お父さん、娘さんを僕にください」 設定そのものにもう緊張感がある フリ、オチ、フォロー 緊張しているというのは、フリになる cf.結婚の申し込み ボケがうまいのは、細かくフリを作らなくても、その人自身がもうフリになっていること。アンタッチャブルの山崎とかウドとか.. 紳士が歩いている(フリ)、バナナで滑った(オチ)、人に悟られないように、また立って歩き出した(フォロー) 人はオチで笑っているのではなくて、フォローで笑っている。ツッコミ=フォローの一部 cf. 靴下が破けているのが面白いのではなくて、それを隠そうとする人間心理が面白い つかみ→リズム(間)とルール(視点)(「あるある」ボケ〜「なしなし」ボケへ)→ルールを覆してオチ 漫才の導入部分では、すべてのボケに対してルール、つまり理由が必要。ナンセンスのボケはクライマックスの部分でしゃべりをテンポよく畳み掛けて行く時に限る ツッコミもボケのレベルに合わせる。肝心なのは、ちゃんと会話すること バカは、「楽しい」の部類 バカには、理由がない。ボケには、理由がある 同じボケでも段階を踏まえればバカではなくなる 「楽しい」ではなく、「面白い」を目指さなくてはいけない。 サンドイッチマンの漫才 笑いをたくさん取るためには、最小限の「あるある」「ありそうありそう」がベスト 漫才制作の手順 ①設定を決める ②状況を決める ③設定/状況に合わせたボケをたくさん出していく ④ボケを三段階に分ける ⑤階段を昇っていくように構成する ⑥足りないボケがあれば足す ⑦完成 漫才にキャラクターが入ると、視点が生まれる キャラクターがフリになる cf.相撲取り 押し出す 間=客に考える時間をあげる 笑い待ち=お客さんに笑う時間をあげる。笑いが終わる位で話を続ける 客の空気を読んでツッコめるのが一流のツッコミ くりーむしちゅーの上田 漫才全部がアドリブに見えるのが理想。 ブラマヨ リラックス、顔が緊張しているとお客さんにもその緊張が移ってしまう 展開させる ボケに対して、ツッコミがおかしいだろになってしまうのはそのボケに理由がないから
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