火のみち(下) の商品レビュー
殺人をおかした南部次郎は、10年の刑期を終えて出所。 器の魅力にとりつかれ 女優となった妹が、名前が売れるにつれ 兄弟で、ひっそり会う場所は、妹がとても豪華な場所を用意する すると、次郎の目にふれた器の美しさに 今まで備前しか知らなかった次郎に衝撃的な出会いが訪れる・・・ 備...
殺人をおかした南部次郎は、10年の刑期を終えて出所。 器の魅力にとりつかれ 女優となった妹が、名前が売れるにつれ 兄弟で、ひっそり会う場所は、妹がとても豪華な場所を用意する すると、次郎の目にふれた器の美しさに 今まで備前しか知らなかった次郎に衝撃的な出会いが訪れる・・・ 備前の作家としても、有名になりつつあり 仕事も順調だったのに。 中国の青磁、汝窯に魅せられてしまった次郎は、 「研究」を始めてしまう・・・・ これが、周囲の輪から、じょじょに距離をおくことに。。。 最後、どうなるのかと興味深々だったんだけど、 「精神世界」みたいな話になっていった・・ 真の芸術家だった次郎。 どの世界も、極めるって、大変なんだなと。
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◆あらすじ◆ 妹は女優として成長し、刑期を終えた次郎も独立して窯を開く。 暗い過去ゆえに兄妹を名乗れないながらも家族の絆が深まる中、次郎は中国宋代の青磁・汝窯に魅入られる。 「雨上がりの空の色」と称される幻の器を自らの手で甦らせたいという激情はどこへ向かうのか。 戦後昭和という時...
◆あらすじ◆ 妹は女優として成長し、刑期を終えた次郎も独立して窯を開く。 暗い過去ゆえに兄妹を名乗れないながらも家族の絆が深まる中、次郎は中国宋代の青磁・汝窯に魅入られる。 「雨上がりの空の色」と称される幻の器を自らの手で甦らせたいという激情はどこへ向かうのか。 戦後昭和という時代を描ききった意欲的長編。
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刑務所で陶芸を覚えた男の人生を描いた本です。 上下で分厚いけど、一気に読めてしまいました。 (2008/12/9読了)
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コンビニ購入。 上巻が★★★★★で、下巻が★★★ってどういうこと? やっぱり、なんていうか勢いが。上巻のがあって。 下巻が悪いわけではないけど、うまく、きれいすぎるっていうか、ひとつひとつのエピソードに乗り切れないっていうか。でも良い作品。
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いや、これはすごい。「戦後の混乱期に犯罪を犯した主人公がその後どうやって生きていくか」みたいなのは、幾多の作家さんが書き綴っているテーマだよなぁ。と思っていたら、話の主筋はそこにあらず。戦後の社会的事件を織り交ぜ、それとシンクロさせながら主人公の人生は大胆に変わって行く。下巻にな...
いや、これはすごい。「戦後の混乱期に犯罪を犯した主人公がその後どうやって生きていくか」みたいなのは、幾多の作家さんが書き綴っているテーマだよなぁ。と思っていたら、話の主筋はそこにあらず。戦後の社会的事件を織り交ぜ、それとシンクロさせながら主人公の人生は大胆に変わって行く。下巻になると「混乱期に犯した犯罪…」の話はすっかり置き去りにされているかのようだが、通奏低音のようにその事件は最後まで引きずっていく。スゴイスゴイスゴイ
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