秋ものがたり の商品レビュー
季節ものの展示本として良いなぁ…となんとなくおもて表紙を見せる形で書架においていたシリーズもの。 手にとって読書感想文を書いてくれた児童がいた。 今の季節にぴったり!と手にとったと書いてあるのを見て目論見成功!と思うとともに、展示しといて未読っていうのもどうなんだと手にとった。 ...
季節ものの展示本として良いなぁ…となんとなくおもて表紙を見せる形で書架においていたシリーズもの。 手にとって読書感想文を書いてくれた児童がいた。 今の季節にぴったり!と手にとったと書いてあるのを見て目論見成功!と思うとともに、展示しといて未読っていうのもどうなんだと手にとった。 既に発表されている作品を選んで本にまとめてあるので既読のものも多々。 児童書に限らずいろんな作家さんの作品がまとめてあり読み応えあり。
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今 2022年4月に実施の学習状況調査の国語に那須田淳「銀色の幻想」が出題されたらしく、子どもが続きを読みたいとのこと。 季節をテーマにした短編集。朝読書とか読み聞かせに使えそう。
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15人の作家による秋をテーマにした詩や短編小説。 『くがつがきたよ』まどみちお 九月が来たよ、といろいろなものが伝える詩。 『アンカー』河原潤子 夏休み明けの市内中学校対抗水泳大会。少人数小学校でリレー選手を決めるときに、からかわれて選手辞退した少女と、それを見て引き受けたほ...
15人の作家による秋をテーマにした詩や短編小説。 『くがつがきたよ』まどみちお 九月が来たよ、といろいろなものが伝える詩。 『アンカー』河原潤子 夏休み明けの市内中学校対抗水泳大会。少人数小学校でリレー選手を決めるときに、からかわれて選手辞退した少女と、それを見て引き受けたほぼ泳げない少女。勝負は勝つか、楽しむか。 『木の葉』三木卓 秋の風に飛ばされた葉っぱと犬のちょっとすっとぼけた会話。 『台風が来た』群ようこ 台風が来たときはいつもと違う。被害は大きかったけれど、一家揃ったし缶詰のおかずは美味しかったし。 『しか』佐野洋子 お兄ちゃんと私が柿の種(お菓子じゃなくて果物の柿)を飲み込んだら、耳から柿の木が生えてきました。まるで鹿みたい。 『月夜に足をくう』佐野美津男 詩。 <すごい空腹だ クモは一夜に一本ずつ、じぶんの足を食べてしまう> 『もしかしたら』内田麟太郎 オオカミはタヌキを騙して食べました。タヌキはこのうらみは化けて出てやらしてやる〜って言いました。 あれ、オオカミからタヌキの臭いがします。タヌキは何に化けたのでしょう? 『おるすばん』池澤夏樹 留守番していたら、未来から来た犯罪者に人質にされちゃった。おかあさんにお留守番もできない子だって思われちゃう。困ったなあ。 『水のトンネル』佐藤さとる ここから見ると、住宅地が砂浜と海に見えるよ。女の子の秘密の場所。ある日本当に…。 『銀色の幻想』那須田順 宇宙が大好きな男の子が見つけた模型店。中には男の子と同じ名前のおじいさんがいて、男の子が大好きなおもちゃの完成品を持っていて…。 『石仏ー播州』吉野弘 詩。 <秋があまりに静かなので せきぶつであることを お忘れになって お話などなさったらしい> 『鬼がら』たかしよいち 江戸時代。鬼が脱いだ鬼がらを来た男が鬼になってしまった。最初は楽して強奪できる〜って喜んでいたけど、鬼って孤独で人間に戻りたい。 『カシワの葉』松居スーザン 冬を迎えそうな森の仲。キツネとカラスの前に群れからはぐれた白鳥が降りてきて。 『石ころ』岡田淳 あいつなんて石ころになっちゃえ!と願ったら、本当にいなくなってかわりに石ころが?! 『王』市川宣子 冬ごもり前の秋の野原でくまは思う。秋に転がっていたたくさんの虫の死骸。あの「死」はどこにいったのだろう。
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