猫の形をした幸福 の商品レビュー
ネコを飼ったことがあるなら、共感できることがいっぱいの本。 旦那さんの前向きさにも心を打たれました。
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猫で、こんなに生活が潤うのが素敵でした。亡くなるのは、悲しいけど、最期はありがとうって言ってた気がします。
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2018.8.17 読了 2人と1匹の猫。 ミチオとアヤノが 出会い、結婚し、 ネコを飼い始める。 ネコの一挙一動を 微笑ましく見、 ケンカをすると ネコが止めに入る。 私たちの暮らしは ネコがいないのは想像もできない。 そんな日々を 淡々と描かれる。 いることが 当...
2018.8.17 読了 2人と1匹の猫。 ミチオとアヤノが 出会い、結婚し、 ネコを飼い始める。 ネコの一挙一動を 微笑ましく見、 ケンカをすると ネコが止めに入る。 私たちの暮らしは ネコがいないのは想像もできない。 そんな日々を 淡々と描かれる。 いることが 当たり前で、 いなくなって 初めて ネコの形をした幸せが そこにあったんだな、と気づく。 自分も他人事じゃない。 『その時』が 怖いです。。。
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小手鞠るいさんの猫をかすがいに手を携えて行きて行くバツイチ同士の日系アメリカ人男性と日本人女性の物語「猫の方形をした幸福」を読了。 小手鞠るいさんの作品は「望月青果店」以来だ。恋愛小説の名手とされているが、本作はたしかに想像できないくらいしっかりとした会話が成り立っている(...
小手鞠るいさんの猫をかすがいに手を携えて行きて行くバツイチ同士の日系アメリカ人男性と日本人女性の物語「猫の方形をした幸福」を読了。 小手鞠るいさんの作品は「望月青果店」以来だ。恋愛小説の名手とされているが、本作はたしかに想像できないくらいしっかりとした会話が成り立っている(普通には愛し合えているというのだろうか)そういった夫婦のお話なのだが、それが実は一匹の猫がいる事で成り立っているところが面白い。 猫を選ぶときから、病気のとき、ついに迎えることになる死の瞬間にいたるまで二人の猫に対する感じ方は大きく異なっている。だがふたりはその違い、例えば男女の感じ方の違い、日米の文化の紗から来る二人の考え方の違いなどなど下手をすると摩擦を起こしかねないような違いの数々を猫にたいするお互いを見つめることで少しずつ理解していく様子が心温まる。 飼い主の二人は過去の経験からこころの片隅にすきま風が吹く空間を持っているのだが、その空間をお互いが持ち合わせている事を無言で了解しつつも無理にその空間を埋めようとせずに猫と一緒に淡々と過ごして行く事で少しずつ癒し合っているうらやましい二人だ。まあお話だからなんだだろうけれど。現実は厳しい! そんな「猫はかすがい」な二人の物語を読むBGMとして選んだのがManhattan Transferの"the Christmas Album".この四人どんな曲やっても凄い。https://www.youtube.com/watch?v=WouGmkkXp4Y
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著者もきっと猫好きな人に違いない。 猫にかぎらずペットの存在感って大きいんだろうなぁ。 セキセイインコとか魚などの小さい生き物しか飼ったことがないので、ネコやイヌのイメージがつかみにくいのだけれど。 喪失感の大きさに読んでいるこっちも参ってしまいそうだった。
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猫と暮らす幸せ、切なさ。猫を飼っていた人にはわかるこの独特の感情。猫との暮らしが幸せであればあるほど、その寿命がどうしたって自分よりも短い、いつかお別れをしなければならないことを頭の片隅で思い、切なく切なくなって。 未知男と彩乃とマキシモの幸せな生活。幸せは何倍にもなるけど、悲し...
猫と暮らす幸せ、切なさ。猫を飼っていた人にはわかるこの独特の感情。猫との暮らしが幸せであればあるほど、その寿命がどうしたって自分よりも短い、いつかお別れをしなければならないことを頭の片隅で思い、切なく切なくなって。 未知男と彩乃とマキシモの幸せな生活。幸せは何倍にもなるけど、悲しみは個人的なものでどんなに近しい人とも共有することはできないというのはわかる気がする。その後の喪失感。乗り越えようがないような。ラストは悲しくてどうしようもないけど、ストーリーのところどころちりばめられているその後のふたりの様子に少し救われる。 この本を読んで改めて猫の魅力を思い出す。凛としていて気高く、でも信じられないくらいかわいらしくて、人間は自らすすんで猫のしもべになってしまうのよ。猫との生活いいなぁと思うけど、この本を読んで、やっぱりお別れのつらさを思い出すと無理かなぁと思う。 猫を飼ったとこのある、猫好きの人には心震える一冊。
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出会いから夫婦になるまでと猫との生活と別れを描く。時系列をわかりやすく動かして語るので結末は予期できたのが良かったのか、死に別れる動物ものとしては読みやすい。たまに作者は猫をかったことあるのか?と思ったり、そうなんだ!と教えてもらうところもあったのでよくわからない。
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特段猫好きということはない。海外のオープンな雰囲気に憧れもない。ということで、さほど感情は動かされませんでした。愛猫家にとってはこういうのもありなんだろうなと思わせる一冊。
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『子はかすがい』ならぬ、『猫はかすがい』な夫婦を描いた小説でした。 心に空洞があれども、猫の存在を中心に、アメリカでのゆるりとした生活が読みやすかったです。
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