箪笥のなか の商品レビュー
長野作品では一番好きかもしれない。長編は中だるみになるのでごくみじかい話の方が巧い作家さんだと思う。珍しく女性主人公
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視点も時間もあやふやでふわふわしていてなんだか新鮮でした。 姉弟とあやかし。ハトくんがとてもかわいいです。 音とか。
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「そうそう、そうなんだよな〜」「あぁ、そうだったよね〜」 小さなエピソードに妙に共感できたのは子供時代を送った「昭和」が感じられるから? 箪笥の引き出しをめぐる不思議な短編連作は、どれも郷愁を覚える心が和む作品。
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パート仲間さんに借りました。 不思議な香りのする短編連作集です。 連作だから〜お話のトーンは同じ。。。です
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ほう、長野まゆみってこういう雰囲気の話も書くんだ。というのが第一印象。譲り受けた箪笥から現われる怪異。聞こえないものを聞こえてしまう少年期の弟、それらがすごく日本的な感覚なんです。 此岸と彼岸、夢と現、過去と現在、それらがない交ぜとなり境界線が薄れていく。しかし登場人物たちはきち...
ほう、長野まゆみってこういう雰囲気の話も書くんだ。というのが第一印象。譲り受けた箪笥から現われる怪異。聞こえないものを聞こえてしまう少年期の弟、それらがすごく日本的な感覚なんです。 此岸と彼岸、夢と現、過去と現在、それらがない交ぜとなり境界線が薄れていく。しかし登場人物たちはきちんと地に足のついた生活を送っている。どちらかに片寄るのでなく、たゆたうように境界線の辺りを漂う文章が気持ちよかったです。
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長野作品なのに一般向けで超びっくりした! 何このほのぼのした話! 箪笥、という言葉はやはり魅力的ですね。古い空気と独特の懐かしい香りがある。それらを言葉にしたような話です。読みやすい短編形式です。
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すごく好きです。ゆっくり読まないと置いていかれるような小説。たびたび登場する「あめふらし」から『あめふらし』を手に取った。リンク具合がたまりません。
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