中東激変 の商品レビュー
カタールは男性が圧倒的に多い。 ネットを通じて様々な情報が入ってきて政治が変わった。 ドバイ、中東では空前の建設ラッシュ。 オイルマネーで4年間で経済規模が2倍に。 ドバイは共通語が英語。 食料品や日曜消費財の値上がりに外国人労働者は悲鳴を上げている。
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★ありそうでない分野の書籍★前書きで著者が述べているとおり、イスラムの本でもなければビジネスの本でもない。オイルマネー、インフラ、都市開発、人口増など、現状の報告とその背後にある中東の考え方を幅広くまとめる。ドバイの急成長が日本で話題になったのはピークに達する直前と、この地域に関...
★ありそうでない分野の書籍★前書きで著者が述べているとおり、イスラムの本でもなければビジネスの本でもない。オイルマネー、インフラ、都市開発、人口増など、現状の報告とその背後にある中東の考え方を幅広くまとめる。ドバイの急成長が日本で話題になったのはピークに達する直前と、この地域に関する情報は薄い。春に現地を訪れた感想を踏まえると、ドバイのバブルがはじけたとはいえ、現在の断面だけ見ればそれでも異常な発展に思える。まだまだ欠かせない石油需要と人口増を考えれば今後、湾岸諸国の存在感が高まるのは確実。とはいえ、現地にアラブ人は少なくドバイはまさにコスモポリタン。あまりアラブに固執すると見失うことも多そう。5年後の姿が気になる。
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中東の現状を知る入門書的なものとしては、好適な本だと思う。この本の出版は今年の9月だけれども、しかし、そこからビジネスの状況、特に私の在籍する石油化学ビジネスの状況は、全く世界が変わってしまった。中東、特にサウジアラビア、最近ではカタールやアブダビでは、多くの石油化学の大型プロジ...
中東の現状を知る入門書的なものとしては、好適な本だと思う。この本の出版は今年の9月だけれども、しかし、そこからビジネスの状況、特に私の在籍する石油化学ビジネスの状況は、全く世界が変わってしまった。中東、特にサウジアラビア、最近ではカタールやアブダビでは、多くの石油化学の大型プロジェクトの検討が進んでいたのだけれども、いったん、こういった状況になってしまうと、プロジェクトからwithdrawする意思決定をする人たちが結構な割合で出てくるだろうと思うし、そうなった場合には、それは、少なくとも短期〜中期的には中東各国の国の運営方針にも影響を与えるだろうな、と思う。僕が最後に中東を訪問したのは、今年の7月だけれども、それから以降のビジネス環境の変化を、中東の石油化学プロジェクトに携わっている人たちが、どのように捕らえ、どのように対応しようとしているのか、非常に興味がある。もちろん、この本はそこまでのUpdateはされていないけれども、それでも、Still面白い本だと思う。
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