公害・環境問題史を学ぶ人のために の商品レビュー

小田康徳【編】

2015/11/12

戦前から現代までの日本の公害・環境問題についての本。
4大公害しか知らないから、公害が戦前からあったとは知らなかった。
昭和は国と企業対住民の決死の戦いの歴史だと感じた。
経済優先で国も企業も住民を無視することに憤りを覚える。
古き良き昭和なんてウソだなと思える。
法律も整備されもはや消えてなくなったように思える公害だが、原発事故の例もあるので決して終わったとは思わないようにしたい。
複数著者のため一部内容が重複するがしょうがない。
参考文献がかなり多いのでタイトルの通り学ぶ人のリファレンスにも良いと思う。