進化した猿たち(1) の商品レビュー
最新の『進化した猿たち』では大幅にヒトコマ漫画の数が減っている。実際、漫画そのものの解説はほぼなく、あたかも星さんの前でコレクションを見せてもらいながら関連した話を聞くようなかんじのものなので、なくてもかまわない、ということなのかな。本当は、コレクションを見てもらうのが主眼で、参...
最新の『進化した猿たち』では大幅にヒトコマ漫画の数が減っている。実際、漫画そのものの解説はほぼなく、あたかも星さんの前でコレクションを見せてもらいながら関連した話を聞くようなかんじのものなので、なくてもかまわない、ということなのかな。本当は、コレクションを見てもらうのが主眼で、参考になるような話をあわせて聞いてもらって、もっと面白がってもらいたい、というのが星さんの意図なんじゃないだろうか。直接解説するなんて野暮だ、と思ってそうな気がする。 ある時代のアメリカの、ユーモアのセンスをとてもよく切り取っていて興味深い。現在にも続くセンスの源流のひとつでは間違いなくあるので、”アメリカンジョーク”をより理解したい向きには必読だと思う。 あとがきにもあるが、ハヤカワ文庫版だと漫画が小さすぎて判読できないキャプションがあったりするし、その元になった単行本などもう見かけることもないので、おそらく一番読みやすい版なのではないかしら。
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アメリカの1コマ漫画コレクションの紹介。1巻は全15編。時代は少し古いが、現在でもそう大きく違わないだろうというものが多い。決闘ものや壁の首は日本ではまず見かけないと思う。それ以外も含めて、エッセイは興味深いものがある。
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星氏が趣味で集めていたアメリカ一コママンガをテーマ別にスクラップして語るエッセイ集第1弾。 いや、意外と面白いよ、コレ。
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アメリカの漫画も面白いじゃないか! 星新一さんのショートショートはこのへんから来てるのかと納得できる。ヒトコマで笑わせる、みたいな。 そして深い。何度も読みたくなる。 外国のブラックジョークって面白い。そしてまじでブラックだ。日本ではできなそうなネタ多い。 2も読みたい。
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星新一さんはアメリカの雑誌などに掲載された一コマ漫画を収集していたそうだ。その集めた一コマ漫画を分類し、気軽な解説エッセイをつけたのが本書である。 軽い毒が効いていて面白い本であったが、版権の問題が当時より厳しくなった現在では出版するのが難しいのか絶版となっている。
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アメリカの一コマ漫画を集めて、それに関するエッセイを書いていく というコンセプト もうそのやりくちだけで面白い 笑いのセンスが全然古くないのがすごい でもやっぱ普段のショートショートのがおもろいかなーーーー まあ一こま漫画の解説書としては抜群やけど!
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(1~3巻を通しての感想です) アメリカの雑誌などに掲載された、ひとこま漫画のコレクションを紹介しながら、あれこれと雑談を述べるエッセイ集。これは絶対おもしろい。 まず、紹介されているひとこま漫画がおもしろい、本当におもしろい。この本を読んでしばらくは、その関係の漫画を古本...
(1~3巻を通しての感想です) アメリカの雑誌などに掲載された、ひとこま漫画のコレクションを紹介しながら、あれこれと雑談を述べるエッセイ集。これは絶対おもしろい。 まず、紹介されているひとこま漫画がおもしろい、本当におもしろい。この本を読んでしばらくは、その関係の漫画を古本屋で必死で探してしまった。ところがこれがなかなかないんで、がっかりしてしまう。エッセイ集でなく、アメリカひとこま漫画撰集としてもすごいし、エーと、このおもしろさ、あんまりうまく紹介できないです。 もちろん、それにくっついている星新一のエッセイは、さすがショートショートの神様で、思わずうなずいてしまうものばかり。 是非読んでくださいといいたいんだけど、絶版です。古本屋なんかで見かけたら、絶対買った方がいいと思います。
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海外の一こまマンガを分類し解説。 日本の新聞に載っている、政治家の似顔絵に毛が生えたようなマンガとはわけが違う。 星新一の解説もシャープ。
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何年かぶりに読み返す。アメリカの一こまマンガを元にしたエッセイ。アイディアの奔流を淡々と述べるクールさが良い。
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星新一さんのショートショート。ほんまどれも面白い!いつもどこから、こんなユニークな発想がでるのか不思議です。
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