新・人間革命(第12巻) の商品レビュー
ー1967年「私は今日世界で最も素晴らしい宗教をもち、それを根底に平和の運動を実践されている山本会長にお会いできました。」 「ヨーロッパ統合の父」として知られるリヒャルド・クーデンホーフ・カレルギー伯爵の日本訪問にあたって会見を希望したのは、天皇陛下、皇太子殿下、佐藤栄作首相、三...
ー1967年「私は今日世界で最も素晴らしい宗教をもち、それを根底に平和の運動を実践されている山本会長にお会いできました。」 「ヨーロッパ統合の父」として知られるリヒャルド・クーデンホーフ・カレルギー伯爵の日本訪問にあたって会見を希望したのは、天皇陛下、皇太子殿下、佐藤栄作首相、三木武夫外相らと、伸一含め7人であった。 「・・・貴殿とともに過ごしたあの会見は、私の日本訪問中、最も貴重な時間でありました。私が心から敬服してやまない仏教ルネサンスによって、日本一国のみならず、アジアと世界の進路に貢献されんことを、衷心よりきたいするものであります。」 1970年に再会、延べ十数時間にわたる対談を行い、 1971年産経新聞に「文明・西と東」のタイトルで週2回53回にわたって連載。対談集も発刊 「大事なことは偉大な思想を(日本が)外国に向かって、世界に向けて紹介することです。その時がすでに来ていると信じます。その偉大な思想とは、インドに起こり、中国を経て、日本で大成した、平和的な、生命尊重の仏教の思想です。」 それは伯爵の熱願であったに違いない。伸一には、その言葉が遺言のように感じられてならなかった。 現代社会の不幸の元凶は、人間生命が尊厳なる存在であるという、本源的な考えが欠如していることだ。生命の尊厳とは、人間の生命、人格、個人の幸福を、いかなることのためにも、手段にしないということである。そして、それを裏付ける大哲理が世界に流布されなくては本当の人類の幸福も平和もない。伯爵はそれを痛感していたのであろう。ー ー山本伸一は常に望んでいた。 最も大変な環境の中で、苦労を重ねながら黙々と奮闘している同志を、草野の根をかき分けるようにして見つけ出し、讃え励ましたいと。p.158ー ー「人の心かたければ神の守りつよし」 信心の心が強ければ強いほど、諸天善神の守りも強くなる。ところが唱題にはげんでいても、「こんなに大きな願いは叶いっこないだろう」と御本尊の力を疑っている人がよくおります。ダメだと思いながらいのっているんですから、これでは叶うはずがありません。皆さんだって「どうせあなたに頼んでもむだでしょうが、力を貸してください。」なんて言われたら、絶対に協力するものかと思ってしまうでしょう。ですから御本尊への純粋にして強き信の一念が、また感謝の祈りが、功徳を引き出していく要諦になるんです。御本尊の偉大な功徳力からすれば、皆さんの願いなどもまだまだ小さなものです。どうかもっともっと強い信心に立って、もっともっと大きな功徳を受けてください。p.183ー ーーー 新緑 / 会長就任7周年を大勝利で飾った伸一は、欧米歴訪へ飛ぶ。各国で地涌の使命に目覚めた新生の友が躍動。 愛郷 / 苦難と戦う共に励ましをー群発地震の続く松代、さらにひだの高山へ。熱き郷土愛の同志が地域を支える。 天舞 / 国立競技場に花開いた大民衆絵巻・東京文化祭。クーデンホーフ・彼るぎー伯爵と伸一の対談も実現。 栄光 / 教育はわが最後の事業ー1968遂に迎えた創価学園第1回入学式。伸一の慈愛にいだかれ、英才が陸続と。
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