「あるがまま」を受け入れる技術 の商品レビュー
将棋の第17代永世名人の谷川さんと、心理学者の河合さんの対談集。話があっちこっちに飛ぶので、ここでは要約することができないが、内容は相当面白い。「年齢を理由にチャレンジをやめるな。ただし、失敗したら年齢のせいにせよ」という河合さんの言葉は、人生の後半戦に突入した私の心に響いた。
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4章 何もしないことが力を生む。 河合先生に言葉は深くユーモラスで温かい。いつも新しい発見がある。 2017.4.23
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何かをすることと、何もしないことの「よい加減」が語られた本。全く異なる職業の2人の会話が「よい加減」で交わり、新たなものの見方を生み出している良書です。 逆境にいる人こそ、是非読んでもらいたい。
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文化庁長官でカウンセラーの河合氏とプロ棋士の谷川氏の対談。それぞれの発言はとにかく素晴らしいの一言に尽きるのだが、どうも対話の“妙”が感じられないのが残念。河合さんには珍しい。
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この本の大きな魅力は、谷川浩司さんが自信の気持ちを率直に語りどのようにして多くの試練ともいえる状況を克服してきたか、ということが読者にとてもよく伝わり共感できるということだと思います。羽生さんとのライバル対決、嫉妬、焦りなど、持ちたくないけど抱いてしまう辛い感情と彼は長い間対峙し...
この本の大きな魅力は、谷川浩司さんが自信の気持ちを率直に語りどのようにして多くの試練ともいえる状況を克服してきたか、ということが読者にとてもよく伝わり共感できるということだと思います。羽生さんとのライバル対決、嫉妬、焦りなど、持ちたくないけど抱いてしまう辛い感情と彼は長い間対峙しないといけませんでした。それを克服するのは容易ではなかったしまた時間もかかった様ですが、今ではその感情をいい方向へ転換しさらなる発展を遂げられています。私がもっとも勇気づけられた部分は、谷川さんが羽生さんとの対局で負けて暗い気持ちになっていたときに主催者の方が言われた言葉でした。「谷川さん、朝が来ない夜はないですよ。」そこまではよく聞く内容ですが、それに続けて「夜明け前というのは、実は一番暗いんです」というところです。この言葉は自分にもとても響きました。様々な辛い状況を克服することは時間がかかります。でもいつかは夜明けが来る、それを辛抱強く待つんだ、という気持ちになりました。
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