美人とは何か? の商品レビュー
読んでると 「ああ、そう思うことあるある」っていう意見が多くて そう思う心理とか深くは普段考えないけど こう客観的に見てみると、顔の美醜にこだわってる自分がよく分かる…。
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辛辣なんが良い 色々ふーんって思うとこがあって 口が達者なだけではなく、利口な方という印象 美人やイケメンは一種の才能だから 活かすも殺すも実のとこ自分次第だと私は感じる
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わかりやすいイケメンや美人好きじゃなくても、大方の人は外見で人を判断する=「面食い」である。まさしく。その点で面食いでない人はほぼ存在しないだろう。 ただ「顔を見分ける」ことが人の意識にいかに根深く存在しているのかは、赤ん坊の時から人の顔を見分けることができたり、あるいは、た...
わかりやすいイケメンや美人好きじゃなくても、大方の人は外見で人を判断する=「面食い」である。まさしく。その点で面食いでない人はほぼ存在しないだろう。 ただ「顔を見分ける」ことが人の意識にいかに根深く存在しているのかは、赤ん坊の時から人の顔を見分けることができたり、あるいは、ただの3つ並んだ穴がつい顔に見えてしまうクセがあることなどから容易に推測できる。ホラーでも、なんたって人の顔がずばぬけて怖い。視覚中心に生きている人間にとってそうした「顔・オブセッション」から解放されることはおそらく不可能で、できるとすれば、せいぜい中村うさぎのように整形を告白してみせることで認識を撹乱するくらいだろう。私は過去に別の著作でうさぎが「整形で私は自分の顔という責任から自由になることができた。だってこれは医者の作った顔なんだもん」みたいなことを言っていたのが強く印象に残っている。 個人的にはスタティックな「顔立ち」そのものより、表情や筋肉の動きといった動的な要素がより大きく顔の印象を形成すると思うのだが。もちろん、だからといってそれが平等だとか、必ず本人が責任を追うべきものだってことにはならない。 巻末には「もてない男」小谷野敦センセーとの対談、今をときめくマツコ+エスムラルダとの鼎談も載っていたりしてうれしい誤算のおまけつき。
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ブス論である。ブスとは何かを中村うさぎが一人で論争している。ブスは記号があるが、美人には記号がない。名言である。
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適確な分析だと思ふ。反論有る人もあるかもしれないけど、私の価値観からすると、かなりドンピシャで納得の分析。 ■結局は、自分が納得できる人間になるために他人からとやかく言われる美醜は問題ではない。しかし、美醜の価値観と人間の性は生来強い因果関係があって、そこを精神論で無視しろという...
適確な分析だと思ふ。反論有る人もあるかもしれないけど、私の価値観からすると、かなりドンピシャで納得の分析。 ■結局は、自分が納得できる人間になるために他人からとやかく言われる美醜は問題ではない。しかし、美醜の価値観と人間の性は生来強い因果関係があって、そこを精神論で無視しろということもなかなか難しいということ。 ■別にこれを読んで、何がどうなるわけでもないけど、中村氏の分析に目からウロコだったので☆5つ!!
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中村うさぎは 人造人間(?!)として 生まれ変わったことによって 一般女性から逸脱して 神の視点から女性の美醜について 語る権利を得ました。 中村うさぎの「美人とは何か」という本は そういう意味でかなりオススメです。 (「もてない男」で有名な小野田さんとの ...
中村うさぎは 人造人間(?!)として 生まれ変わったことによって 一般女性から逸脱して 神の視点から女性の美醜について 語る権利を得ました。 中村うさぎの「美人とは何か」という本は そういう意味でかなりオススメです。 (「もてない男」で有名な小野田さんとの 対談でインテリ男性のズレっぷりも 垣間見えるし・・・。) =================== ちなみに、この本と同時期に出版された 「私は美人」(朝日新聞社)というタイトルの 酒井順子の美人論。 私はこの本で初っ端から 出鼻を挫かれました。 この本の一番初めの部分で・・・ 酒井さんは 自分の立ち居地を 「私は 自分のことを美人だと思っている オンナが嫌い・・・といいつつも たまに自分が美人だと思っている」 という一般女性に一番多いタイプの 自意識を披露しています。 この宣言がつまらん。 その後のいろんなタイプの美人を分類した コラムはまぁまぁおもしろいけど 最初の宣言がどうも心にひっかかる。 中村うさぎの頭のキレの良さと比べると 酒井順子のなまぬるい自己認識が 物足りなくなってくる。 酒井順子は「負け犬」「少子」など 現代女性を的確に表現した 名著を出している人ですが・・・ そんな知的女性でも 自己認識には甘くなってしまう。 100%的確な自己認識をするということは 女性にとって不可能に近い。 ===================== ちなみに西研と共著で「不美人論」を出版した 藤野美奈子は完全にブ側にある 自意識から語っています。 要するに。 女性が女性の美醜について語るときには 自分の自意識をハッキリさせなくては ならず、それが難しい! オイラも 自分のことがよくわかりません! ただ精神状態や体重によって 顔がコロコロ変わるので そのたびに自意識の書き換え作業をしています。 故ナンシー関の 的確な人間観察は 彼女が美醜も性別も年齢もなにもかも 超越できるほどの迫力の持ち主だったからです。 中村うさぎさんも 何かを超越した人として これからも女性観察を続けてください! 応援しています。
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ネット上での連載は知っていたけれど、ちゃんと読んだことはなかったので購入。思っていた以上に内容が濃くて買って正解!私は幼い頃、バービーもリカちゃんもあまり興味がなかったけれど。男性にとって「色気」とは「男を受け入れてくれそうな雰囲気」だという記述に完全ノックアウト。「恋愛クール系...
ネット上での連載は知っていたけれど、ちゃんと読んだことはなかったので購入。思っていた以上に内容が濃くて買って正解!私は幼い頃、バービーもリカちゃんもあまり興味がなかったけれど。男性にとって「色気」とは「男を受け入れてくれそうな雰囲気」だという記述に完全ノックアウト。「恋愛クール系」の私はきっと、色気どろこか「ブスオーラ」を放っているに違いない!私も「美人オーラ」(気品、知性、優しさのどれか1つ)を身に付けるぞ!特に「優しさ」だなぁ・・・。あと「『個性的』であって、なおかつ『万人ウケ』するキャラなんてあり得ない、「努力は無駄じゃないけど、努力は万能ではない」という言葉が印象的。反省&改善すべし。
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