死はやさしく奪う の商品レビュー
1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。この作者のバンドメンバーもの。ハードボイルド風になるのは、現代ものだといつものパターンだと思う。とはいえ、この作品はきちんとミステリーしている作品である。ラストはハードボイルド的作品だから当然なのかもしれないが、彼女を殺してしまうと...
1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。この作者のバンドメンバーもの。ハードボイルド風になるのは、現代ものだといつものパターンだと思う。とはいえ、この作品はきちんとミステリーしている作品である。ラストはハードボイルド的作品だから当然なのかもしれないが、彼女を殺してしまうと言うのはちょっと受け入れがたい最後である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
栗本薫が、こんな本格的な事件物を書いていることをはじめて知りました。 筋や題材は、他の音楽物や事件物と似ています。 結末は思い切りがよく、栗本薫ってこんな性格だったんだと初めて知りました。 ロマンを追いかけていたのですね。 他の作品を読む前に本作品を読まれることをお勧めします。 他の作品を読んだ後でも、新鮮な感じがすると思います。 読んだあとにいろいろな問題を読者に残したまま、 続きを書きたくなるような作品でした。
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