蔵の中・鬼火 の商品レビュー
イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387157126.html) (収録作品)蔵の中/鬼火/貝殻館綺談/面影双紙/蝋人/かいやぐら物語
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乱歩っぽくもあるけど、屋敷や蔵という「異空間」が作品世界のキモになってるのは鏡花と似ている気がする。 どれも読みやすい。
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あいかわらずうまいなあ…短編集でも長編でもこの方の著書はあんまりはずれがない。無駄な描写無しに当該時代に持って行かれるところがまたすごい。
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「鬼火」で「私は何物にも換え難いほど、深く深く代助を愛していたのです。ああ、少年時代から私達はどんなにお互いに愛しあっていたでしょう。(中略)ほんとうの兄弟も及ばぬほどの、強い、深い愛情が私たちを結びつけていたのです」と出てきた時には腰を抜かした。後の作品にも出てくる要素があった...
「鬼火」で「私は何物にも換え難いほど、深く深く代助を愛していたのです。ああ、少年時代から私達はどんなにお互いに愛しあっていたでしょう。(中略)ほんとうの兄弟も及ばぬほどの、強い、深い愛情が私たちを結びつけていたのです」と出てきた時には腰を抜かした。後の作品にも出てくる要素があったり、センチメンタルで幻想的な作品があったりとなかなか面白かった。
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どこかで体験したような怪奇。耽美。 それはまだ名探偵の登場する前の世界。 乱歩はもちろん、ラヴクラフトすら想起しながら読み渡る短編集。 横溝の奥の深さを感じる一冊。
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『鬼火』 幼いころから憎み合う従兄弟同士の争い。ある絵のモデルをからめて話が進む。 『蔵の中』 出版社に届けられた原稿。蔵の中で書かれた奇妙な小説。 『かいやぐら物語』 ある令嬢と心中しようとした男。心中に失敗し生き残ってしまい・・・。 『貝殻館綺譚』 ライ...
『鬼火』 幼いころから憎み合う従兄弟同士の争い。ある絵のモデルをからめて話が進む。 『蔵の中』 出版社に届けられた原稿。蔵の中で書かれた奇妙な小説。 『かいやぐら物語』 ある令嬢と心中しようとした男。心中に失敗し生き残ってしまい・・・。 『貝殻館綺譚』 ライヴァルである女を殺害した女。それを目撃した子供を殺害したが・・・。探偵役の仕掛けた罠。死んだと思われる人間を生き返らせると言う。 『蝋人』 妾でありながら恋をした珊瑚。しかし、恋のために視力を失い、恋人とも引き離され・・・。蔵の中での怪しい行動。 『面影双紙』 自分の両親の話をする男。主人の娘と手代の結婚。妻の愛人。満州に行ったと言う父親。送られてきた人体模型の秘密
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横溝作品ではこれが一番好き。 熟れた果物のような退廃美。 映画では、姉さんが、おっさんみたいで、ふえじは、「パンツの穴」で、うんこを漏らす役をやってたのが、印象強い。
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