江戸の絵師「暮らしと稼ぎ」 の商品レビュー
江戸時代の絵師150人の仕事と生活、エピソードを語る。 ・カラー口絵30ページ ・はじめに―養信さまにご対面 第一章 光琳と一蝶 第二章 民間絵師の暮らし 第三章 御用絵師の暮らし 第四章 絵師の私生活 ・絵師の暮らし関連地図・江戸 ・絵師の暮らし関連地図・京都 狩野家系図、...
江戸時代の絵師150人の仕事と生活、エピソードを語る。 ・カラー口絵30ページ ・はじめに―養信さまにご対面 第一章 光琳と一蝶 第二章 民間絵師の暮らし 第三章 御用絵師の暮らし 第四章 絵師の私生活 ・絵師の暮らし関連地図・江戸 ・絵師の暮らし関連地図・京都 狩野家系図、絵師事典、有り。 江戸時代、絵師になるまでと絵師になってからの、 仕事と生活、人との関わりや金銭問題などを解き明かし、 エピソードと共に語る。 絵師になるには、御用絵師の場合は狩野家へ入門。 幕府お抱えの奥絵師になっての職務と収入、 拝領される広大な屋敷。だが将軍相手の仕事は大変。 寺社仏閣や大名家関係のアルバイトもある。 他には、民間の絵師に弟子入り、独学もある。池大雅は独学。 だが、大成するには、社会的な地位や身分だけでは、 絵師の地位にはならない。何よりも画才があること。 だが画才があっても巷に埋もれてしまうこともある。 だから、パトロンや顧客、交遊と交友等の人との繋がりも大事。 実家の没落と自らの遊蕩での借金生活に喘ぐ、光琳。 名代の幇間となり大名家の人々をかどわかし、流刑となる一蝶。 多忙過ぎて弟子に代筆させた酒井抱一。 女流絵師になった絵師の娘や妻たち、家庭の事情。 瓢箪型の狩野探幽の墓は見てみたい。 「青瓜不動 三島屋変調百物語」で富次郎が絵師になるかを 苦悩していたけど、現実厳しいと、小説の中のことながら、 心配してしまう。
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