狼と香辛料(Ⅸ) の商品レビュー
南北で争う街の権力者同士の商戦に巻き込まれたロレンス。 行商人としてはそれなりの経験を積んできた一人前の商人であっても、街ひとつを取り仕切る商会の上役たちのまえには単なる歯車、手先の一人にしかなれません。 ですが、大きな流れに巻き込まれつつもホロとコルの支えを頼りに今回も無事に難...
南北で争う街の権力者同士の商戦に巻き込まれたロレンス。 行商人としてはそれなりの経験を積んできた一人前の商人であっても、街ひとつを取り仕切る商会の上役たちのまえには単なる歯車、手先の一人にしかなれません。 ですが、大きな流れに巻き込まれつつもホロとコルの支えを頼りに今回も無事に難局を乗り切ることができました。コルの「素直さ」が、ひねくれているホロとロレンスの心情を照らし出す場面も多く、二人の関係性もさらに親密になっているように感じます。 ホロの心中は穏やかではないと思いますが、エーブ・ボランと培った絆はこの後も何かしらの形でロレンスたちの旅路の力になってくれるのではないでしょうか。 奮闘の甲斐あって「狼の骨」の有力な手掛かりを手に入れた一行が、次に訪れる街でまた一歩目的に近づくことができるよう、祈りたいと思います。
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「第四幕」 良い物を売ろうとして。 相手が何を欲しているのか察することが出来なければ、どれだけ口がうまくとも相手の掌の上のままだろ。 「第五幕」 密偵を頼まれたけれど。 生き残るためには頭の回転の速さなども重要になるが、どれだけ事前に準備しておけるかも大事なのかも。 「第六幕...
「第四幕」 良い物を売ろうとして。 相手が何を欲しているのか察することが出来なければ、どれだけ口がうまくとも相手の掌の上のままだろ。 「第五幕」 密偵を頼まれたけれど。 生き残るためには頭の回転の速さなども重要になるが、どれだけ事前に準備しておけるかも大事なのかも。 「第六幕」 案内された宿は格上で。 明らかに自分たちでは手に届かない場所に連れられたら、誰だって何をしなければいけないか不安だろう。 「第七幕」 本格的に動き始めるが。 いくら計画的に皆を動かしていたとしても、一人が少しでもミスをすると破綻するなんて危険すぎるだろ。 「第八幕」 信頼と裏切りは同時に。 契約書を交わしたわけでもなく、口頭でのみの約束ほど後のことを考えるとしたくないものになるだろう。 「第九幕」 一人に手紙を書くだけ。 争い事になってしまったからには巻き込まれに行くしかないが、確証のあるネタがあったから行けただろ。
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伝説の海獣イッカクをめぐって、港町ケルーベの北と南の対立は予断を許さないものとなり、ロレンスたちもエーブとキーマンのはざまでどのように振る舞うべきなのか、厳しい決断をせまられることになります。 本シリーズではここまでホロが不動のメイン・ヒロインで、ほかの女性キャラクターはあまり...
伝説の海獣イッカクをめぐって、港町ケルーベの北と南の対立は予断を許さないものとなり、ロレンスたちもエーブとキーマンのはざまでどのように振る舞うべきなのか、厳しい決断をせまられることになります。 本シリーズではここまでホロが不動のメイン・ヒロインで、ほかの女性キャラクターはあまりロレンスに深くかかわってくることはなかったのですが、今回はエーブが強力なライヴァルになっています。続巻でも再登場を果たすことになるのか、これからの展開がたのしみです。
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エーブとキーマンの伝書鳩をしていたら、双方共通の敵が現れて、ロレンスの機転で切り抜けた話。 ホロの挿絵が可愛らしい。 キーマンとエーブの双方に睨まれる結果となったレイノルズが可哀想なことで。 自分の利益を得るためには密輸という犯罪も犯すロレンスだけど、敵のズルはしっかりと首根っこを抑えるという点は、商人というのは因果なものだと思わなくはない。
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コル君というキャラクターが入ってきて、ふたり旅のじゃまになるのでは とも思っていましたが、よく席を外すという気遣いもあり(笑)今まで通り面白かった。 最後はどうまとめるのか、最後まで本当にハラハラする展開でよかったです。 気になるのは、二人の言葉遊びが、よくわからない場合も出てきた。。
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ケルーベの街を二分するイッカク売買劇の下巻。 自分の力を過信することなく、あるいは卑下することもなく、その立ち位置を上手く使い、皆に利得を与え、自分も必要な情報を得ていく。ロレンスの本巻の落とし前の付け方は、少し綺麗すぎるが、読後感は悪くない。 エーヴの、待ち人の要るロレンスを見つめるエーヴがほの悲しいな。 人物描写といい、モチーフとなる経済問題といい、よく考えられて書かれていることが良く判る一巻だ。
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久しぶりに、とても商人っぽいエピソードでよかった!と言っても頭を巡らせて儲けをかっさらう話ではなく、組織や権力の中でどう動くかっていう、生々しさがこのシリーズらしくて良かった。そもそもこのシリーズはずっと、大切なものをわざとらしく愛の前に割り切ってしまうのではなく、葛藤したり欲深...
久しぶりに、とても商人っぽいエピソードでよかった!と言っても頭を巡らせて儲けをかっさらう話ではなく、組織や権力の中でどう動くかっていう、生々しさがこのシリーズらしくて良かった。そもそもこのシリーズはずっと、大切なものをわざとらしく愛の前に割り切ってしまうのではなく、葛藤したり欲深くなったりしながらきているところが魅力だと思ってるので。 続きもたのしみー!!
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行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語 下巻と言うことで、前作の続き 商館の主や元貴族の大商人を相手にロレンスが四苦八苦しながらもあきらめない姿はとても格好良かった ただ、最後の敵が君か…って感じで何となく物足りない ロレンスを巡るエーブとホロのあれこれが結構楽しめる
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いや~、小説って一気に読まないと内容忘れちゃうね。8巻読み終わって9巻読み始めて、少しずつ進めてたら思ったより時間かかって何がなんだか忘れてっちゃうんだよなぁ。 さて、8巻の続きの9巻、キーマンとエーブの二人からの取引に板挟みになったロレンスは慌てふためいて港町ケルーベから逃げ出そうとする。 頭に血が上ったロレンスをホロがなだめる。 「ぬしよ、少しは落ち着いたらどうじゃ?」 再び取引のテーブルに戻るロレンスだったが、事態はひっ迫する。 キーマンとエーブのパワーバランスが崩れ、エーブがローエン商会に連れて行かれた。 ロレンスはどう動く。 上下巻なが~い。そして物語は狼の骨を追いケルーベから次の街へ。
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対立の町の後半。 ロレンスはどちらにつき、何を得て、何を失うのか?ということを考えながら読み進めていた。 結果として丸く収まったようで何より。 今回は、ホロよりもエーブがヒロインだったかな? 終幕は明確に書かずに、雰囲気を醸し出している描写が憎い表現の仕方だなぁ。 でも、それだけ...
対立の町の後半。 ロレンスはどちらにつき、何を得て、何を失うのか?ということを考えながら読み進めていた。 結果として丸く収まったようで何より。 今回は、ホロよりもエーブがヒロインだったかな? 終幕は明確に書かずに、雰囲気を醸し出している描写が憎い表現の仕方だなぁ。 でも、それだけでもエーブのファンにはなりそうだ。
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