飛翔する日本 の商品レビュー
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2013/06/15:読了 以前に一度読み、また読みたくなって読んだが、やはり、良い本だった。 本が良いと言うより、人間が良いのだろう。 石破茂さんの「こんな日本をつくりたい」もそうだが、その人となりが本にしみ出てくる感じがする。 自民党の、筋の良い人たちなのだろう。 中川さんが何故死ななければならなかったか、いつか分かる時代も来るだろう。
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故中川昭一さんの政治に対する、並々ならぬ情熱を感じる本です。 僕と彼には接点があって(笑)、僕が初級シスアドを取った時の経産大臣が著者なのです。 賞状には彼の名前が書いてあります(笑) さて、著書の中で頻繁に出るキーワードとして『国益』 『羹に懲りて膾を吹く』 『日本の美徳』があります。 政策に関しては賛否両論あると思います(例えば、年金は税方式が望ましいと当書で言及)。しかしそのスタンスとして、国益をより高くするには日本の美徳、つまり一歩引いての交渉や周囲への配慮等、それらをそのまま世界の主要会議に持ち込むと損をする。主張した者の勝ち、といった僕ら一般人がおよそ知りえなかった裏事情が述べてあり、それらを読むと、あの核保有発言や憲法改正発言等が理解できます。 特に後者について、今の憲法ではプライバシーの問題等が規定されておらず、時代に対応できないものがあると弁を振るいます。とにかく『国を守ろう』とする姿勢にはその気概に瞠目を覚えます。 恐らく、彼の印象はおしなべて『泥酔発言で失世界に恥を晒して脚した人』となるでしょう。ところが、やはりメディアに踊らされている自分自身を痛感しました。一部を切り取り、政治にもスキャンダル的に報道するのではなく、その真意を、全体を把握してこそ、少なくとも一部のものからは判断を控えるべきと自戒させられた一冊でした。
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最近亡くなった中川昭一元議員。泥酔会見で有名だが、調べてみると政治家としては大変立派な方だったよう。そのような方の考えを是非知りたいと読んでみた。 内容は、現在日本が直面している問題、またはこれから降りかかるであろう問題について説明している。外交的に日本がどのような存在なのか、そ...
最近亡くなった中川昭一元議員。泥酔会見で有名だが、調べてみると政治家としては大変立派な方だったよう。そのような方の考えを是非知りたいと読んでみた。 内容は、現在日本が直面している問題、またはこれから降りかかるであろう問題について説明している。外交的に日本がどのような存在なのか、そして日本人はどのように振舞えばよいかを示している。 非常に読みやすかった。
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「永遠の友も永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益だけだ」 国益は安全と繁栄であり、世界に立つ上での前提。これがなければ様々な面で飲み込まれる。同時に正義もまた、合わせるでもなく押し付けるでもなく、重なる所は共有させながら守り続けるもの。 各国の成長は相対的、プラスでも率が低ければ...
「永遠の友も永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益だけだ」 国益は安全と繁栄であり、世界に立つ上での前提。これがなければ様々な面で飲み込まれる。同時に正義もまた、合わせるでもなく押し付けるでもなく、重なる所は共有させながら守り続けるもの。 各国の成長は相対的、プラスでも率が低ければポジショニングは下がる。展望の一つは「誇るべき省エネ技術で世界モデルへ」。危機も転じて貢献とビジネス。困難でもやるべき使命と、その転換。そうして国内の人と金を活性化させる。 規模が力となるエネルギー。レアメタルは技術に直結。水利権のバラバラ行政。諸々の資源の確保に、外国訪問等、国家一丸に取り組む姿勢。 世界は善意では動かない。守るべき矜持、やむを得ずと確信犯。相手国の時期とスタンスを見極める。自らも、姿勢も価値も意識的に主張する。そして忘れないことの必要性。 憲法改正、核保有、原子力潜水艦、戦争。議論は当たり前。停滞は世界からの不信にすら繋がる。 交番の存在感、メリハリをつけて腰をすえる基礎教育、少子化対策、景観、食とスポーツと医療と地域。各々を、日本らしくより良くするには。 そして、マスコミとネット。動き続ける上での保守、だからこそ必要な改革。 経産大臣など、行動と出会いの中で目の当たりにしてきた、世界の中の日本を粛々と提示する本でした。格段目新しい内容でもないのに、真っ当にはっとさせられます。曲げないためにこそ客観性が重要。立ち位置を確認し続けること。…地に足ついた方だったんだろうな。
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彼の死を、ただの個人的な繊細さからくる落選の絶望への酒に溺れた結果の変死みたいにとらえては、それこそ完全無欠に自民党の終焉でしょう。選挙での惨敗から総裁選の茶番劇のあと、谷垣新総裁に決まった自民党は、何がどう国民から拒否されたのかもわからず、まだ愚鈍大馬鹿者の森などという自らの自...
彼の死を、ただの個人的な繊細さからくる落選の絶望への酒に溺れた結果の変死みたいにとらえては、それこそ完全無欠に自民党の終焉でしょう。選挙での惨敗から総裁選の茶番劇のあと、谷垣新総裁に決まった自民党は、何がどう国民から拒否されたのかもわからず、まだ愚鈍大馬鹿者の森などという自らの自民党の中でも理論的にも優れていて将来の総裁候補とも目されていたのに、あの酩酊朦朧会見さえなかったら・・・と
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政治家とはに関して書かれている。 日本人の問題と政治の関係がわかりやすい。 また、日本とメキシコの関係を始めて知った。 やはり、相互の歴史を理解し、援助をする、してもらうということが重要であろう。
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2009/6/10いただいた本 2009/ 政治家の本を読むのは『とてつもない日本/麻生太郎』、『女子の本懐/小池百合子』以来です。三冊目です。『環境や省エネへの対応は余計なコストがかかり、儲からないので現場がやりたがらない。どこでも最初はそうだろう。しかし、そこは「儲かる」「...
2009/6/10いただいた本 2009/ 政治家の本を読むのは『とてつもない日本/麻生太郎』、『女子の本懐/小池百合子』以来です。三冊目です。『環境や省エネへの対応は余計なコストがかかり、儲からないので現場がやりたがらない。どこでも最初はそうだろう。しかし、そこは「儲かる」「儲からない」ではなく、発想の転換が必要だ。儲からなくてもやらなければいけないし、ひょっとするとやれば儲かることがあるかもしれないのだ』という言葉はすごくよかった。 メモ帳 日本の?エネルギー自給率は4パーセント。 食料はカロリーベースで自給率は40パーセント。 山に降った水は林野庁の管轄、河川を流れれば国土交通省の管轄、農業用水は農林水産省、水道水は厚生労働省、上下水道行政は地方なので総務省も管轄する。汚水になったら環境省が管轄、工業用水は経済産業省が管轄する。 ・国連海洋法条約 ・レアメタル:31種類 ・リン:国内ではほとんど生産されず、輸入に頼っている ・水利権 ・淡水化技術
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2009/3/23 ¥1600 2009/3/23〜4/6 「2009/3/10麻生太郎首相の本購入イベント」での購入本 「とてにち」は購入済みだったのでこの本を購入 面白いか?と聞かれればNOです。 麻生総理の本は面白いか?と聞かれればYESです。 比べるのは間違...
2009/3/23 ¥1600 2009/3/23〜4/6 「2009/3/10麻生太郎首相の本購入イベント」での購入本 「とてにち」は購入済みだったのでこの本を購入 面白いか?と聞かれればNOです。 麻生総理の本は面白いか?と聞かれればYESです。 比べるのは間違ってるけど、麻生総理の本には自信と、元気をもらったので… 中川さんの本は政治家としての姿勢みたいなものが書かれている。 バリバリの保守ですね…はい(笑) ひとつ気に入らないことがあるとすれば… 「○○の国は…」というふうに、他国のいいとこを言ってるのが多い それが悪いとかではなくて… 他国のいい部分を取り入れるのはすごくいいと思うんだけど 日本発進でこう変えてみよう!!とかのがいいなぁ… 日本ってすごくいい国なんだからさ! 次期総理って言われてましたが、中川さんは総理って感じじゃ…ないような。 総理より、総理に近い立場でガンガン物言いしてほしい。 すごく残念…麻生内閣は悪ガキ集団にみえてよかったのにな〜(笑) 一番興味をひいたのは… 「エネルギー政策」 民間任せにしないで政府が主導してメジャークラスの大会社を育成すべき!とのこと まぁ…天下りとかどーなのかって話なんだけど…。 世界で3位の石油消費国なのに立場が弱い… これほどの買い手(日本)が産油国にいいようにやられている。 アメリカのメジャー会社に日本の会社10社集めても及ばないそうな… なんだかな〜。 日本の個人金融資産は約1500兆円らしいです。 これを守ってほしい… つーかすごいな… なんなの日本って…どんだけ金持ちなんだよ!! 「大英帝国には永遠の友も永遠の敵もいない。 あるのは永遠の国益だけだ!!」 19世紀イギリス総理 パーマストン 中川さんの好きな人の言葉らしい。 これからも政治家として期待している人の一人です。
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2008/12 今の自民党を支える中心的な存在である著者が語る今後の日本をどうするべきか論。保守的な考えがそのまま出ていて、また自分が大臣として取り組んできたジャンルについてはしっかりとした意見を述べている。実現できるかも重要だが、自分の政策主張をしっかりとできる政治家が今後求め...
2008/12 今の自民党を支える中心的な存在である著者が語る今後の日本をどうするべきか論。保守的な考えがそのまま出ていて、また自分が大臣として取り組んできたジャンルについてはしっかりとした意見を述べている。実現できるかも重要だが、自分の政策主張をしっかりとできる政治家が今後求められているのではないか。
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昭ちゃんの目指しているものが分かりやすく書かれてあった。もういちいち尤もなことばかりで、昭ちゃんには頑張ってもらいたいと改めて思った。
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