フランスの大学生 の商品レビュー
フランス留学中のエトセトラ。 遠藤さんが留学中に関わった人たちの話は とてもドラマチックで短編小説を読んでいるような感じになる。 本当にこんな人たちに出会ったなんて 人を惹きつける力があるんだなこの人は。 と、改めて思い知らされる。 ナチやファシスト時代に国を失い祖国から出て行...
フランス留学中のエトセトラ。 遠藤さんが留学中に関わった人たちの話は とてもドラマチックで短編小説を読んでいるような感じになる。 本当にこんな人たちに出会ったなんて 人を惹きつける力があるんだなこの人は。 と、改めて思い知らされる。 ナチやファシスト時代に国を失い祖国から出て行かざるおえなかった 傷ついた人たちが沢山出てくる。 悲哀と郷愁で胸が締め付けられる。 特に「こびと」の話は小説のようだった。 遠藤周作の文章はどこか寂しげで疲れていて美しくて儚い。
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