ソフィーの選択(下) の商品レビュー

ウィリアム・スタイロン(著者),大浦暁生(訳者)

2017/11/29

あらすじだけで、吐き気がした。ソフィーの選択を期待して読み始めたので、前半の主人公の青春の話が長く感じた。

2020/06/21

少しずつ明らかになるソフィーの秘密。
彼女をズタズタに切り裂き、今なお重く苦しく痛みを伴って囲い続ける過酷な体験。
ナチス時代の被害者でありながら、それをも上回る罪の意識。
生き抜いた、というより生きてしまったという感じなのかもしれない。

悲しくて痛々しい、と同時にとても魅力的なソフィー存在に、そんなことはすっ飛んでしまった。

読んでよかった。
現在廃刊のようで、それがとても残念。