毒麦の季 の商品レビュー
久しぶりの三浦綾子さんの作品。 凍てつくような冷たい水で心洗われるような感覚。 短編集。 表題作『毒麦の季』は読みすすめるのが辛かった。 『尾灯』就活中のもやもやの原因を言い当ててくれた作品。 心情移入しやすくドキッとしたのは『喪失』。 一番良かったのは『貝殻』 安さんの存在に...
久しぶりの三浦綾子さんの作品。 凍てつくような冷たい水で心洗われるような感覚。 短編集。 表題作『毒麦の季』は読みすすめるのが辛かった。 『尾灯』就活中のもやもやの原因を言い当ててくれた作品。 心情移入しやすくドキッとしたのは『喪失』。 一番良かったのは『貝殻』 安さんの存在に救われた。 ーーー P128 叱られてもけなされても、ただ泣くだけで、恨むことを知らぬという安さんに、わたしは近づきたかった。 P134 「ごめんねっていえ」といった言葉は、わたしにはなぜか真理に思われた。
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『毒麦の季』『尾灯』『喪失』『貝殻』『壁の声』 人間の弱い心・暗い面を描き出した短編集。 三浦さんは、私の大好きな作家さん。 クリスチャンとして有名だけど、小説には聖書の話は殆んど出さない。 〝正しく生きなさい〟なんて押し付けてこない。 その分、〝自分で感じて〟〝自分...
『毒麦の季』『尾灯』『喪失』『貝殻』『壁の声』 人間の弱い心・暗い面を描き出した短編集。 三浦さんは、私の大好きな作家さん。 クリスチャンとして有名だけど、小説には聖書の話は殆んど出さない。 〝正しく生きなさい〟なんて押し付けてこない。 その分、〝自分で感じて〟〝自分で考える〟ように 言われている気がするんだ。 三浦さんの小説を読む度に、色々なことを問いかけられている気がする。 まだまだ、私が学ばなきゃいけないこと、沢山あると思う。 (2007.04メモ→2010.04ブクログ)
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以前読んだのは中ニの時か。 やっぱり三浦綾子の作品って単純すぎて好きじゃないかも。 この単純さでいくなら「壁の声」くらいどストレートならまだ受け入れられるけど。 中二の自分がどんな感想抱いてたのか思い出せない。
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