チコときんいろのつばさ の商品レビュー
羽のないチコを助けてくれた仲間のトリたちが、チコが金色の羽を手にいれた途端に仲間はずれにし、次に黒い羽に変わったタイミングで仲間入りさせてくれる流れが、同族意識のようで気持ち悪い。
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人に対して優劣をつけてしまう世界を表した絵本。内容的には少し難しめで、小学生中学年以上向けかなとも思う。考えさせられる内容です。
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自分より劣っているものには優しくできて、優れていれば嫉妬から冷たくしてしまい、同じような仲間とは一緒にいられる。そんな真理が書かれていて、悲しいです。 自分より優れている人といると劣等感を感じてしまうのは自然なことで仕方がないのかなと思います。 チコは羽がない時には他の鳥から優越感を持たれ、金色の羽になれば劣等感を持たれ、結局チコが選んだ道は金色の羽は貧しい人を救うために使い皆と同じ黒い羽になることでした。 金色の羽を手にしても驕ることなく、金色の羽を持った自分だからこそできる行いをしたチコは立派だったと思います。
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チコが、なかまのとりとからだをよせあってもなかなかねむれないのが、ちょっとさびしかったです。ぼくがチコだったら、このあと、くろいつばさでワシよりも高くとぶ。(小2)
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チコに翼がなかったとき、周りの鳥たちはチコに優しくしてくれていた。 それはもしかしたら「弱い立場への優越感」からきた優しさだったのかもしれない。 チコに金色の翼が生えたとき、周りの鳥たちは「あいつ調子のってんな」って言い合った。特別なものに対して大衆は時に残酷だ。 チコの翼が黒くなったとき、周りの鳥たちは「ようやく君も僕たちと同じになったね」と言った。 鳥たちは安堵したのかもしれないし、「ほら見たことか金色じゃなくなったぞ」と蔑んだのかもしれない。 でもチコは思った。同じじゃないと。みんな同じだなんてありえないと。心も思いもみる夢だってそれぞれ違うのだ。 チコがそれを知っている限り、覚えている限り、いつまでだって特別でいられる。
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しあわせになれた幸福の王子さま。 チコは飛べない鳥だったけど、 みんなと同じ翼を手に入れた。 幸福な、普通の、 もうどこへだって飛んでいける鳥。
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羽のない小鳥のチコが、金色の羽に手に入れてからの、物語。 なかなか深い本だな、という印象。 単純に、みんなと違う事は悪いことなのか? っていうだけでもないし。 「違う」ということで孤独になったりするのも、また事実。 異質な存在を拒否する側を、一方的に責められるものでもないし。 ...
羽のない小鳥のチコが、金色の羽に手に入れてからの、物語。 なかなか深い本だな、という印象。 単純に、みんなと違う事は悪いことなのか? っていうだけでもないし。 「違う」ということで孤独になったりするのも、また事実。 異質な存在を拒否する側を、一方的に責められるものでもないし。 そういう世界の中で、周囲とのコミュニケーションをはかり、自分の個性との折り合いをつけて生きていく事が大切なんだな。 チコは、自分の金色の羽を他人の為に使うことで黒い羽を手に入れ、その結果、仲間達に受け入れられた。 その方法や手段は、人それぞれだし、正解もない。 自分なりの答えを見つけることが重要なんだろう。
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はねのないチコは、ある日、きんいろのつばさをもらう。周りの嫉妬にさらされ、きんいろのつばさを、人のために使い、なくすことを選ぶ。最後は全てを黒い羽になり、仲間と一緒に生きる。レオレオニらしく、多様性を受容するような言葉は並ぶけど、なんだか釈然としないなぁ。
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【経緯】 レオ•レオニ作品だから 【書き出し】 これは、わたしの肩にとまった ことりのチコが話してくれたお話です 【感想】 みんなと違うことが個性で素敵だとうたった絵本「コーネリアス」を書いておきながら、みんなと違うと受け入れてもらえない事実をつきつける絵本を書くレオ•レオニ...
【経緯】 レオ•レオニ作品だから 【書き出し】 これは、わたしの肩にとまった ことりのチコが話してくれたお話です 【感想】 みんなと違うことが個性で素敵だとうたった絵本「コーネリアス」を書いておきながら、みんなと違うと受け入れてもらえない事実をつきつける絵本を書くレオ•レオニ。笑 でも 「つばさの色は変わったけど、こころの中は変えられない。感じることや考えることは、みんなそれぞれ違うはず。思い出だって見る夢だって違うんだもの」 これに集約されるんだろうな。 見た目違ったら受け入れられにくい現実を受け入れた上で、心持ちをどうするかが大事だよってことが言いたいんだと思った。
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あるところにチコと言う翼のない鳥がいました。翼がなくてもチコは幸せでした。だって、高いところにある木の実や果物を取ってきてくれる仲間がいるから。 そんなある日、真珠色に輝く不思議な鳥に出会いました。その鳥が言うことには、なんでも願いを叶えてあげるとのこと。チコは嬉しくなって言...
あるところにチコと言う翼のない鳥がいました。翼がなくてもチコは幸せでした。だって、高いところにある木の実や果物を取ってきてくれる仲間がいるから。 そんなある日、真珠色に輝く不思議な鳥に出会いました。その鳥が言うことには、なんでも願いを叶えてあげるとのこと。チコは嬉しくなって言いました。「僕にも翼を下さい。立派な金色の羽根を!」 金色の翼を手に入れたチコ。仲間たちの様子がおかしい。どうしたのでしょうか。
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